大阪・関西万博のアンゴラパビリオンを巡る工事費の未払い問題で、建設会社の経理担当者が工事代金など1億2000万円余りを着服したとして、告訴・告発されました。 業務上横領の疑いで警察に告訴状や告発状を提出したのは、アンゴラパビリオンの工事を担当していた「一六八(いろは)建設」の代表やその下請け業者らです。 告訴状などによりますと、一六八建設の経理担当者の男性は、今年5月までに下請け業者らの支払いに充てられるはずだった売上金などを自身が経営する会社の口座に振り込み、1億2000万円余りを着服した疑いがあるとしています。 一六八建設は、着服が原因で下請け業者らに対し、代金が支払えていないとしていますが、経理担当者は「一六八建設への貸付金などを返してもらっただけ」と着服を否定しています。
