東京都青少年健全育成条例施行規則分析(2) 「ゲーム規制」が明らかにしたもの 東京都側は、ゲームも、出版と同じように規制するとの施行規則を打ち出した。自主規制の度合いについて開きがあるのは明らかだったにも関わらず、同一の規制をかけていくということは つまり、しっかりとした自主規制をかけていたとしても、そんなことは関係なく、公権力を介入させていきますよと、都側が宣言したとも取れる この姿勢は、莫大な労力をかけて、極めて厳格な自主規制を行ってきたゲーム業界の努力を踏みにじるものであり、他のあらゆるジャンルに対する脅威を示すものだと言える ゲーム業界ほどの自主規制を敷いても規制されるのであれば、他のジャンルが安泰などということは考えられないからだ 「一括規制」によって揺らぐ「条例改定の理由」の正当性 また、今回のゲームと出版を一括して規制するという姿勢によって、可決前に説明されてきた