元教諭をサポートしていた女性職員が行状を記録していたメモ。元教諭が体罰や暴言をエスカレートさせる経緯も浮かぶ 兵庫県姫路市立城陽小学校の特別支援学級の担任だった元教諭の男性(39)=懲戒免職=が差別的な暴言や体罰を繰り返していた問題で、元教諭のサポート役だった女性職員が実態や経緯を記したA4用紙のメモ二十数枚の写しを、神戸新聞社は14日までに入手した。メモには元教諭から口止めされ、意を決して学校側に訴えてもきちんと対応してもらえない苦悩がつづられていた。(井上 駿) 同校内で一連の行為が発覚してから15日で半年となる。県教育委員会が認定した加害行為34件の大半は、このメモが基になった。 「児童への暴言は日常的で、子どもたちはおびえる毎日」。2018年度のメモには、体罰や暴言を別の教職員に相談したとの記載もある。女性職員は、管理職に注意された元教諭から「余計なことを言われましたか」と問われた