【2014年8月11日 Space.com】 1978年にNASAの太陽探査機として打ち上げられ、民間の運用により復活した「ISEE-3」。11日未明に月のそばを通過し、新たな惑星間ミッションを開始した。 1978年8月12日に打ち上げられた探査機「ISEE-3」が、本日8月11日3時15分(日本時間)に月面から1万5600kmの距離を通過し、地球軌道より外側の惑星間空間へと向かって出発した。 ISEE-3は、打ち上げ後最初の4年間は太陽‐地球間のL1点で太陽風の観測を行い(注)、1980年代には月と地球周辺の複雑な軌道を周りながらジャコビニ・チンナー彗星(21P)とハレー彗星(1P)を接近探査した。彗星の尾の中を通過した探査機はこれが史上初だった。その後、地球軌道に近い太陽周回軌道で太陽コロナ質量放出(CME)の観測を細々と行っていたが、1999年にNASAによる運用が終了した。 201
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