許すためのプロセス 許しに関する自身の誤解を解消できたら、次は許しを求めてくることのなさそうな相手を許すためのステップを紹介しよう。 自分の「許しの原則」を明確化する 基本的なことに聞こえるかもしれないが、大半の人は、自分にとっての「許しの原則」を明確化していない。許しに関する自分の信念を書き出してみよう。許しを得るために必要な条件はあるか。あるなら、それはどのような条件か。たとえば、3回でアウトなど、許す回数に上限はあるか。他の人よりも許すに値するタイプの人はいるか。許せないと思うのは、どのようなことか。 あなたが誰かに許された経験を振り返ってみよう。自分では許されるに値しないと思っていたのに、寛大な対応を受けたのはどのような場面か。そのうえで、自分にとっての許しの原則を振り返りながら、「誰かが私を許すという判断をする際に、私が望むのはこの方法か」と自問しよう。 感情と選択を切り離す 怒