無垢で曇りなき眉と 不思議の夢見る瞳の子よ! 時は駿く、我ときみとは 半生の歳の差があろうとも きみの愛しきほほえみは確かに 愛の贈り物たるおとぎ話を勝ち得るはず きみの輝かしい顔も見ず 銀の笑いも耳にせず きみの若き人生の将来に 我が思い出の居場所もないはず―― でもいまのきみが、我がおとぎ話にさえ 耳を傾けてくれれば十分 別の日、夏の日差し輝く頃 始まりし物語 ボートを漕ぐリズムに あわせた簡単なチャイム そのこだまがいまも記憶中に生きる ねたむ月日が「忘れよ」と言おうとも では聞きなさい、辛辣な報せを携えて 恐怖の声がやってきて 歓迎されぬ寝床に 憂鬱なる乙女を召還する前に! 愛しい人、われわれもまた年老いた子供にすぎず 就寝時刻の接近を嫌うのだ 外では霜と目も開かぬほどの雪 吹き荒れる気まぐれな嵐風の狂気 室内では暖炉の赤い輝きと 子供時代の喜びの巣 魔法のことばが汝をしっかり捕ら