「メロディ」4月号のよしながふみ&羽海野チカ対談がおもしろい。 見た目仲良くないんだけど、お互いの力を認め合ってて、それでその人が本当に困った時には手を貸してやる関係みたいなものを、やおいだと私らは呼んでいて、 と、よしながふみが言っているのを読んで、目からウロコが落ちた。 「友情」や「愛情」という言葉では名指すことのできない関係性があって、それを「愛だろこれは!」と読み替えるのが「やおい」、そう自分などは思ってきたのだけれど、その読み替えの前提となる関係性(元ネタ)そのものに遡って、その名づけがたさ故に、「やおい」という名が与えられる、という興味深い事態。 で、さらに興味深いのが、「やおい」的な関係性の実例として、「TricK」の仲間由紀恵と阿部寛が挙げられていること。つまり、男女でも「やおい」でありうる、とよしながふみは言う(もちろん、女性どうしでも)。 ――「男女の友情は可能か?」と