十時間 萩尾望都/原作・長嶋有 北国で母と妹と暮らす小学6年生の連。彼女らが暮らす「社宅」は、人よりも猫の気配が色濃い。姉妹は毎日大好きなテレビを見ながら母の帰りを待つ。しかしその日は何か様子が違っていた。
何を書いても角が立ちそうなので触れなかったけれど、せっかくだし自分の感想を残しておこうと思った。 この作品は、当たり前のことを書いているように思えたので正直なことを言えばそこまで何か思わなかった。 これが実話なら色々思うことはあるが、創作は自分にとって面白いか面白くないかが全てなのでそういう感想になる。 「アンチマン」は、ある程度意図して主人公の溝口の言動に読み手が反発や忌避の感情を持つようにしていると感じた。嫌悪感や反発を催す箇所は強調して、同情や共感を呼び起こしそうな箇所は抑制的に描いている。 こういうことをされると、内容に関係なく話に乗れなくなる。 そういう演出を除けば、溝口は自分の中では「標準の範囲内に収まる男像」だ。 溝口の言動は多少露悪的だが「比較的普通の男の本音」に見える。(歩きスマホ女性へのぶつかり行為は、溝口が言うように双方の不注意で起こったことを演出でそうではないように
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