野田佳彦首相が16日の衆院解散に踏み切ったことに、日本維新の会など第三極からは 「首相にやられた。準備が間に合わず、新人は戦いにもならない」(大阪府議)と悲鳴が上がった。 太陽の党の石原慎太郎代表は「大同団結」を唱えるが、協議は難航。 「バラバラで戦わざるを得ない」との危機感も高まっている。 「いよいよだ。『人生1回こっきりの大勝負』と何度も言ってきたが、本当の意味での大戦(おおいくさ)。 自分の力をすべて出し尽くす」。維新代表の橋下徹大阪市長は14日、大阪市役所で記者団を前に強気の発言を繰り返した。 首相が党首討論で衆院の定数削減を訴えたことについても「有権者はあてにしないほうがいい。 解散の言い訳、口実だ」と切り捨て、準備が整う前の解散にくやしさがにじんだ。 維新は候補者擁立を急ぐ。14日には幹事長の松井一郎大阪府知事が民主党の小沢鋭仁(さきひと)元環境相(58)が離党して 維新に合流