さまざまな新型コロナウイルスに関する情報が飛び交う中、世界で最も権威ある医学雑誌に、興味深い2つの新しい報告が発表されました。これらの報告をもとに、そもそも新型コロナウイルスは、「本当に潜伏期にも感染するのか」「武漢の海鮮市場で始まったのか」という議論が専門家の間で起こっています。 これまで中国の研究者らは、新型コロナウイルスが潜伏期にも感染する可能性を示唆していますが、明らかな証拠はありません。そんな中、2020年1月30日付けの「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」に、ドイツの医師らが以下のような症例を報告しました。 症例は、33歳の健康なドイツのビジネスマン。2020年1月24日にのどの痛み、悪寒、筋肉痛を伴う症状を自覚し、翌日には39.1度の発熱と咳が出ました。その後、翌日の夕方までに気分が良くなり、1月27日に仕事に戻りました。症状が現れる前、彼はミュン
![コロナウイルス、「潜伏期にも感染する」は本当? 専門家の間で起きている最新の議論を紹介 « ハーバー・ビジネス・オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eca65f60b86b5593b9b5cfb6cd3ceb07916d8cd0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fhbol.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F02%2FAdobeStock_104468001.jpeg)