2014-12-08 「ネット暴走族化する中年層」という公害問題 運転免許制度は「車より先」ではなかった 日本で運転免許制度ができたのは1919年。大正時代半ばのことである。 この国で初めて自動車が走った1898年(明治31年)から約20年の間は、今のような運転免許制度はなかった。車を持っている人がそもそも限られた特殊な階層だったため、車を見かけることが珍しく、事故が起こることもあまりなかった。限られたお金持ちが貴重な車の運転を行えば、細心の注意を図るだろうという感覚だろう。 クルマが普及すればトラブルも増える。我が物顔で辺りを蹴散らすように走ったりしてひどい事故を起こす人間も多発するようになるわけで、運転免許が必要になるわけだ。 車がこの世に登場することで、人々の暮らしは飛躍的に便利になった。今までにない新しい文化をもたらした。しかし悪用すれば人を傷つけたり、殺してしまう武器にもなるのだ