相次ぐトラブルで中止している「雇用調整助成金」のオンライン申請について、厚生労働省は申請した1社の従業員の個人情報が流出していたことを明らかにしました。プログラムのミスとみられ、厚生労働省は今後、外部の専門家による調査を行うことにしています。 ところが、申請された個人情報がほかの申請者からも見られる状態になっていたため運用を中止し、システムを改修したうえ、今月5日に再開しましたが、また、個人情報が流出していた可能性があることがわかり、再び運用を中止していました。 厚生労働省によりますと、特定の画面から前の画面に戻ろうとすると関西の1社の申請書類が表示される状態になっていて、別の10社が閲覧していたことが確認されたということです。申請書類には役員と従業員合わせて4人の名前や生年月日、給与などが記されていました。 プログラムのミスとみられ、厚生労働省は関係者への謝罪と経緯の説明を行ったというこ