IT企業・グーグルは、15日からアメリカのサンフランシスコで、開発者向けの大規模なイベントを開きました。 注目を集めたのは、来年の実用化を目指して開発が進められているメガネ型のコンピューター端末「グーグルグラス」と専用のアプリです。 また、グーグルは今回、インターネットを通じた定額制の音楽配信サービスをアメリカで始めることも明らかにしました。 技術革新やサービスの多様化が驚異的なスピードで進むIT業界で、グーグルは何を目指そうとしているのか。 その戦略について、現地で取材したアメリカ総局、芳野創記者が解説します。 グーグルグラスに注目 世界各地から6000人を超える、ソフトウエアなどの開発者が集まったイベント「グーグルI/O」。 去年の雰囲気と明らかに違うのは、参加者の多くが、メガネ型の端末をかけていたことです。 グーグルが先月、数千人に提供したグーグルグラスの試作品です。