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2012年2月9日のブックマーク (2件)

  • 素晴らしき日々~不連続存在~ レビュー - 凍てつくが如く、哀槌を鍛つ

    -幸福に生きよ!をめぐる物語。 2012年に入ったということで、昨年末にクリアした素晴らしき日々のレビュー。発売が2010年3月なのでプレイするまで放置し過ぎだろうとも思えるが、2012年の年明け直前にクリア出来たことはある意味幸運だったのかもしれない。 シナリオは6部構成。オールクリア30~40時間くらい?章によって雰囲気やシナリオ運びが大きく異なるのが非常に特徴的。しかし、物語は旋律でそれぞれが響き合って共鳴する、と公式ページにも書かれているように終わってから見ると纏まって見える不思議。一方で各シナリオの相性で、途中でやきもきすることも人によってはあるだろう。ある意味、この構成が素晴らしき日々の肝だと個人的には感じた。 キャラはリメイク元の終ノ空よりも格段に可愛くなっている。実際、終ノ空(あと二重影)は、キャラはシナリオのおまけでしょ、というような印象があり、愛着がいまいち沸かなかった

    素晴らしき日々~不連続存在~ レビュー - 凍てつくが如く、哀槌を鍛つ
    DG-Law
    DG-Law 2012/02/09
    徹底して『終ノ空』方向から見たレビュー。
  • nix in desertis:第203回『シラノ・ド・ベルジュラック』エドモン・ロスタン著,渡辺守章訳,光文社古典新訳文庫

    読もうとした動機は某エロゲーではあるのだが,作中での紹介にあまりにも惹かれたために購入。そして実際におもしろかったのだから,これほど幸せな読書体験もあるまい。 書のおもしろさは話の筋というよりは小気味良いテンポで刻まれた文章のおもしろさであるが,ここで書が翻訳であるという問題点が浮上する。私は,書の文章的おもしろさは,原文と訳文それぞれにあると思う。おそらく原文も天才的な文章なのだろう。しかし,読者にそう思わせるだけの訳文,というのはさらにすごい。その逆が起きて悲劇となることが珍しくないだけに。より正確に言えば,書の訳文は原文の雰囲気を出そうという尽力が見られる。日語訳で脚韻を踏むなどということは土台無理なのは踏まえられた上で,なんとかテンポだけはあわせようとしていたり,掛詞をも訳出しようとしている。 しかし,書が真に素晴らしいのはその脚註である。文が約370ページに対し脚註

    DG-Law
    DG-Law 2012/02/09
    とてもおもしろい作品だった。