船に搭載された重砲は沈没後間もなく引き揚げられた可能性が高いが、現場からは数十個の砲弾が見つかった。(PHOTOGRAPH BY DAVID MEARNS, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 中東オマーンの遺産文化省は3月15日、大航海時代のものとしては最も古いヨーロッパの沈没船が同国沖で発見されたと発表した。ポルトガルの伝説的探検家バスコ・ダ・ガマが、2度目となるインド航海(1502~1503年)で指揮をとった艦隊のうちの一隻「エスメラルダ」号のものと思われる。 最初に沈没船の所在が確認されたのは1998年のこと。その後2013~2015年にかけて、オマーンの遺産文化省と、沈没船の引き揚げを専門とするデビッド・ミアーンズ氏のブルー・ウォーター・リカバリーズ社の協力により、発掘調査が行われた。ナショナル ジオグラフィック協会も、この調査を支援している。 回収された
![バスコ・ダ・ガマ艦隊の沈没船を発見](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/52f53600447d892353e35c1690b09bee1618a0b5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnatgeo.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fnews%2F16%2F031600090%2Fph_thumb.jpg)