【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)によると、前ローマ教皇ベネディクト16世(本名ヨゼフ・ラツィンガー)が31日、バチカン内の修道院で死去した。95歳だった。死因は明らかにしていない。2013年に存命中の教皇としては約600年ぶりに退位、バチカンで余生を送っていた。 葬儀は1月5日にサンピエトロ広場で実施。2日朝から、遺体はサンピエトロ大聖堂に安置され、信者らの弔問を受け付ける。 05年4月、死去した先代の教皇ヨハネ・パウロ2世の後を受け、第265代教皇に選出された。13年2月、高齢を理由に突然退位を表明、同28日に退位した。