計算のマンダラ圏を昔から考えていた。いろいろな定式化があるが(そもそも、多数のマンダラがあるだろう)、それが二重圏や半環圏である可能性が高い。 最近、必要があって明瞭オートマトンを考えて、ホイヘンス原理に従いダイクストラ波動に沿ってはめ込みを構成した。はめ込みとは、局所的には単射だが、全域的には単射性を要求しない写像。ラベル付きグラフ(正確には、辺ラベル付き有向グラフ)とは、台であるグラフ(underlying graph)に、半環係数の1-形式(1-ラベリング)を与えたものだと思って良い。1-形式が力学系の生成元を与えるので、ラベル付きのグラフは、力学系が載っている離散空間だと思って良い。この力学系の長時間挙動は、生成行列の指数関数=プロパゲータ=クリーネスターで与えられる。 PropA(n; j←i) = (1 + A)n[j, i] 時間的に効果が蓄積する場合の伝搬記述 ダイクストラ