2011年6月18日のブックマーク (2件)

  • コンクリートから観た福島第一原子力発電所(その2)

    原子炉格納容器の下のコンクリート 福島第一原子力発電所で使われているGE社のMark Ⅰ型原子炉の組立は(簡単に考えて)、 1.原子炉建屋の基礎をつくる → 2.原子炉(圧力容器・格納容器)を設置 → 3.遮蔽コンクリートをつくる というステップだと考えられます。 そうすると、原子炉格納容器の下面とコンクリートを密着させるのは難しいだろうなと・・・ 原子炉格納容器の下面は「球状」になっています。 ここにコンクリート充てんするわけですが、固まる前のコンクリートとはいえ水のようではなく セメント・砂利・砂と水が混ぜ合わさったもの(納豆かけごはんのようなイメージ)で空気(気泡)もふくんでいます。 この空気(気泡)をキチンと抜いてやらないと、原子炉格納容器とコンクリートの密着度は悪くなると考えられます。 原子炉格納容器とコンクリートを密着させるために 大学の「土木工学概論」という授業でもらったテキ

    コンクリートから観た福島第一原子力発電所(その2)
  • コンクリートから観た福島第一原子力発電所(その1)

    原子炉格納容器の下はどうなっているのか? 福島第一原子力発電所は、東日大震災の津波によって冷却装置を動かすための 外部電源を失い、核燃料棒が原子炉下部に落ちることをメルトダウン状態となりました。 メルトダウンが起きたとされている原子炉の原子炉格納容器には、 7cm~10cmの穴が開いたとされています。 この原子炉体(圧力容器・格納容器)の仕様については、資料が公開されているのですが 原子炉体の基礎構造については情報がありませんでした。 土木仕事にしている私としても、原子炉体の基礎構造(おそらく、鉄筋コンクリート造)は どのような構造になっているのかというのが興味があり調べてみました。 (調べたといっても、図書館などで調べたわけではなく、会社にあるコンクリート工学関連の などを読んだだけです。会社は原子力発電所設備などには一切携わっていませんし、 私自身も原子力発電所設備に関する

    コンクリートから観た福島第一原子力発電所(その1)