文部科学省と厚生労働省は22日、今春の大学新卒者の就職率が前年度比1.2ポイント減の95.7%だったと発表した。前年度は調査を始めた1996年度以降で最高だったが、昨年からの景気後退で9年ぶりに下落に転じた。高校新卒者の内定率も1.5ポイント減の93.2%で、7年ぶりに減少。いずれも女子の苦戦が目立った。 両省は国公私立の大学、短大、高等専門学校から、2008年度の卒業生6250人を抽出。就職希望者の中で4月1日に就職していた割合を集計した。 このうち、大卒の就職率は男子が0.7ポイント減の95.9%、女子が1.9ポイント減の95.4%。地域別では北海道・東北が3.1ポイント減の91.3%で最低。九州が1.6ポイント減の91.8%、中国・四国が4.4ポイント減の93.7%で続いた。 短大卒は0.1ポイント減の94.5%、高専卒は0.4ポイント増の100%だった。 文科省はまた、全国