ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (49)

  • はみ出す漁師と細める横ちゃん - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    魚を獲る獲りたいというのは、大古から人間様々苦心に苦労を重ねたところで色々手段を編み出して参ります。 川を堰って水をかい出す、泳ぐ術無い魚を捕まえる、潮の干満を利用してくぼみから逃げ遅れたのを捕まえる、この辺りが魚を捕まえた最初の手段であったでしょうが、その後はこれでもかというぐらい編み出すものでして、硬軟取り混ぜ姑息なのから乱暴なものまで取り揃えるのでございます。 魚を獲る手段には大まかに分けて、網で獲る・罠を仕掛ける・釣ると言うのに分けられるでしょうか。今ではこれに育てるという養殖の手段まであるところで、養殖はいかに言いましても獲るとはかなりかけ離れたところの手段です。 これら正当な手段のほかには、電気で感電させるとか今では聞きませんがダイナマイトを投げ入れるなど、芸のひとつもないやり方もあったものです。 出来ます事なら知恵比べで勝利をもぎ取りたいところですが、何時の時代にも傍若無人で

    はみ出す漁師と細める横ちゃん - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2017/02/21
    “はみ出す”のせいで横ちゃんが横チンに誤変換されて読み進めました(すいません)
  • 木俣さんの釣場の弁当 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師の朝は早いと言うのは相場が決まっております。 世の中ではそんなに役にも立たぬのが年甲斐も無いところで浮かれているんだろうと、お思いの向きもあるところ、確かに浮かれていないとははっきり言えない所が情けない有様なのですが・・・ 魚を釣ります時、「朝まずめ・夕まずめ」などと朝晩魚が良く釣れる時間帯が有るところで、釣り師はこれを狙うと言う事も有り、朝早くから朝駆けするのでもございます。 今は24時間営業の店などふんだんに有って不都合は無いのですが、昔は朝早く弁当などを売るところが御座いませんでした。 前の晩 昼に使う弁当と、なにぶん腹が減っては戦が出来ぬ、朝に腹に入れるものを段取りいたします。 どの釣り師も一緒で御座います、弁当を造ってもらえるのはほんの最初だけ、後はあきれ返られてどこかの弁当屋さんかお店でそれなりのものをそろえる、とまあこのように成るのです。 奥方様におかれましては「やっち

    木俣さんの釣場の弁当 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2017/02/15
    早朝からやってる弁当屋がいつも釣り師と運送屋でめっちゃ混んでます
  • 釣りをじゃま立てする「三匹の爺」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    日常と申しますのは、有る物が有るところに収まって波風が立たぬことをいうのでありまして、これに何かが無くなったとか突然何かが現れたりいたしますと、風雲急を告げたところで違和感に世間が騒ぐので御座います。 冬場の手慰みに竹竿を作ろうと手下共と伐り出した竹を乾燥させるために、束ねたところで林立させます。寒風に程よく晒すのが具合のいいところで、頭などはもうすっかり完成したところで回っておりますので、製作途中を省く誠に都合のいいところで心地よくなっております。 自分勝手に心持ちの良いところで油断の一つもしておりますと、この林立した竹が波風を立てることとなって参りますので用心しなければなりません。 日常の中に竹の束を立てられた町内の衆、ばあさんは背中を搔く孫の手を止め、野生のはあくびをやめ、あれは何ぞやとすぐに成るのですから余程暇なのか好奇心が旺盛なのか、竹の顛末を早速探りに参ります。 好奇心は有れ

    釣りをじゃま立てする「三匹の爺」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
  • もう勘弁してやってはどうかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さてお立会い、何の変哲もない一枚の写真此れがどうしたと怪訝な顔をされるところですが、此れがどうこうするのですから世の中退屈はしないように出来ておるところで御座います。 さてこの車、何処にでも転がっていそうな古い物ですが、これがそんじょそこらにある古いものと一緒にされたのではかなわない、何しろ丁度50年目を迎えたところで大往生、ここ20年来夏には強力な暖房がよく効いて、冬には凍死体の製造機などとも呼ばれる冷房がこれまた容赦なく効くという、誠に不都合を絵に描いたような代物なのです。 そうあの携帯電話をたびたび海中に落とした高下君の車です。サニーの50年前式という代物で、この度あえなくご臨終と相成った次第、これを評して「JAFいじめ」の究極のお手とも言う人があって、これまでたびたびご厄介になったところだが、高下君にいたってはエンジン乗せ替でまだ鞭打つらしい。 「まだまだこれからですよ・・・」

    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2017/01/31
    旧車カッコイイ
  • 「といち」 じゃあないよ 「まばたきいち」だよ前川くん! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の中には誠に奇妙奇天烈、その上複雑怪奇なことが有りますもので、よほど注意を払わねば、けつの毛まで抜かれる羽目となって参ります。 先日もなにやら耳障りのいい事を申しますので携帯屋に出向いて参りますと、ああだこうだと能書きに責任回避の言い訳をまぶして、挙句巧妙に小銭を巻き上げる算段を凝らしているのですからいけません。 やたら複雑な仕掛けを親切で覆い隠しているのですから、油断した日にはあっという間の丸裸、とても米の飯にはありつけなくなります。 世の中は様々な決まり事や掟でがんじがらめのところ、おおよその常識の範疇に入っておりまして、何の疑いもなく日常は過ぎて参ります。 ところが中には驚くような約束事が有りまして、普通の生活をしておりましたら一生お目にかからぬ生き馬の目を抜くようなやつが潜んでおるものなのです。 「浪士さん針を一分けてくれん、忘れて予備が無いんじゃ」 「おお、二でも三でも得

    「といち」 じゃあないよ 「まばたきいち」だよ前川くん! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2017/01/13
    浪士さんがいい商売始めたw
  • 今年の最終記事ですどちら様にもお世話に成りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    師走といいましてどちら様もさも忙しそうに立ち回るのですから、それは適当にあおられる事に成って参ります。 さも忙しそうに振る舞いませんと相手を傷つけてもいけません「ああ忙しい」などと申しまして胡坐をかいたりしておりますと、まだ片付けが手付かずだったりしますから油断して世間様と適当に遊んでいる暇など無くなっております。 「大家さん、先日は勝手に記事にさせてもらったで、今後も無慈悲に書く積りなんで覚悟の一つや二つはしてもらう始末、よしなに」 「ああ 何ぼ書いてもえで」 と歯牙にもかけぬ自動車博物館の館長に事後報告です。 ああだこうだがあって 「金に詰まったところでマンションの一つもくれ」と申しますと 「一つはいけん、二つならあげる」 「いや二つは店子の数が多くなって管理が難しい、そこは後生だ一つくれ」 などとじゃれあうのですから片付けなど一向にはかどるわけはありません。 さて今年も皆様方にはお叱

    今年の最終記事ですどちら様にもお世話に成りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/12/30
    来年は釣りの記事をw良いお年を!
  • 細工用の竹を算段しに参りました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    暫く更新を休んだところですが、体調などの事ではなくこの冬仕込む竹などを算段しに藪に籠もっておりました。 竹などは活性の高い時は勢良く水分を吸い上げるものでして、寒くなりますとこの量が少なくなって参ります。 この頃合で竹は切るものでして、虫など付かないこの時節が実に都合のよろしい事と成って参ります。 竹を切ると申しましてもそこはおのおの個性の出るところで、後先考えずにとりあえずなぎ倒すのから、余分目にひたすら長く切り出すもの、はたまた人の切り出した竹に目移りがしてくれくれと「物貰い」に徹する者など、頭の数だけ切り方が違うのですから面白う御座います。 労働者階級の森川君など切り口の竹の皮がめくれ上がっておりまして、これでは弱い上に先々細工するのに不都合な切り方と成っております。 黙って好きにさせるのですが、この先痛い目に合ったところで切り方を注意しておればと思い当たるのは必定なのです。 まあ、

    細工用の竹を算段しに参りました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/12/20
    和竿使ってる方結構いますからねぇ。(画像あるのが新鮮w
  • お巡りさんと養命酒と釣り師  - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    酒は百薬の長と申しまして、どちら様も身体にいいなどと言い訳をしつつ、思わず頬が緩んで参るところで嗜まれております。 何ですな、この酒と申しますのが大層な種類のあるところで、甘酒から猿の苔酒まで様々工夫されておるところで御座います。 国によっても各種民族様それぞれに準備されるところと成って、それぞれ頬を緩めておるのですから、人様と酒と申しますのは切っても切れない悪の縁のようなものなので御座います。 若い衆が有って、やんちゃなのですが大層釣りが好きと来ております。 何でも運送業とやらで、暇に飽かしては釣場に顔を出して参ります。 遠方にでも運送の仕事で赴くのでしょうか、しばらく顔を見ないと思ったらまた立て続けに来るという按配で、不定期に集中して釣りをして参ります。 若い衆にしては結構な腕前である事で、元々才能が有ったのかと思うぐらいですから気楽にひょいひょいと海中から魚をつまみ出します。 話好

    お巡りさんと養命酒と釣り師  - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/12/11
    ああぁうぅぅw
  • 釣り師は短気でないと勤まらないのか - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世に定説と言うものが御座います、それぞれ納得して従っております。 釣り師といいますと、短気であると言うのは通り相場と成っておりますところで、定説まがいで際物扱いされるところで御座います。 さて短気などと言いますのはかなり気ぜわしく思われるのですが、ところがどうして辛抱強く粘る短気などと言うのも有るのですから世の中様々なのです。 一般に短気などと言いますのは、「ええい面どくせぇ買え買え」などと申しまして金を払ったはいいが「はて!何を買うんだ・・?」などと思われるのですが、これはただの粗忽と言いますもので、短気とは兄弟分であっても兄弟ではないのです。 気が短くてつい手が出るのも短気な奴の仕業と思われておりまして、中にはとにかく殴っておいて「はてなんで殴ったのか・・?」などと気の早いのも御座います。 これなどただの乱暴者・粗暴と呼ばれるもので、とても短気の親戚筋ではありません。 近江さんはかなり

    釣り師は短気でないと勤まらないのか - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/12/05
    なんでですかね、自分の周りでもほんとにガッチガチの釣り師は短気な人の方が多いっすね
  • 釣り師は好色でないと勤まらないのか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    おい!お前さんは好色だろうとのっけから言うのですから、修行もいよいよ越境に入ったか等と思っておる釣り師は戸惑うのです。 好色などといいますものは少しばかりの心当たりはあるところ、しかし世間様から後ろ指を指される程の事では御座いませんで、ほんの少しの心当たりなのです。 何しろ好色でなければ釣りなど成り立つわけは無いのですから、そうおおっぴらにその上声高に言われますと、思わずあたりを見回すと言う事に成ります。 釣り師は好色であるとは世間様でささやかれるところ、いささかも否定するところでは御座いません。はい確かに好色であることには違いありません。 ここで申し添えるところですが「スケベ」なのと「好色」なのは少しばかり趣を異にするところと成っておりますもので、己の名誉の為にもはっきりさせておかねば成りません。 釣りと申しますのは水の中にいる魚を釣り針でだまし討ちにいたすものですから、おのずと魚の位置

    釣り師は好色でないと勤まらないのか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/12/02
    あ〜なんかわかるw
  • 魚を釣ったんですが・・・私はどうしたらいいのでしょう! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    すっかり冬の様相が街中にも山にも海にも充満している事でして、釣り師も着込んでまるで雪ダルマがすすで汚れたような格好に成るので御座います。 お世辞にも見られたものでは御座いませんで、何処に出しても恥ずかしい格好といいますのは、やはり海上に隔離するのが落とし所となって参ります。 この季節の釣り物といいますのは、この辺りではメバルが中心になって参りまして、それぞれ満を辞した専門の釣り師が、はやる気持ちを押し隠してさも平然と振舞って参るのですから、心根が分かるだけにどこか可愛いのです。 釣る魚によって姿かたちから動作所作が違って参りますから、メバル狙いの集団など押し寄せる事となりますとそれはかなり躍動感が漂って参ります。 「メバルは足で釣れ」などと申しまして、群れで移動して条件によっては海底から海面近くまで生息するのですから、それは浅ましく動き回って釣らねば成らぬ事です。 立神さんという人が有って

    魚を釣ったんですが・・・私はどうしたらいいのでしょう! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/11/26
    とりあえずメバリングしてきやっす!
  • 猪は落ちてきたら保険が降りる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の必要悪の中に保険と言うものが御座います。有ってもかなり迷惑なものですが無くては困るものでして、大概が事故など生じた場合には大変重宝するものです。 これが平時におきましては金い虫となって参りまして、随分と邪魔なものと思うので御座いますから保険をかける側からいたしますと手前勝手のわがままになって参ります。 今回は猪と車と言う事ですから、諸兄おなじみの自動車保険ということに成って参ります。災いの数も多いところで、嫌でも保険には入っておかねば危なっかしくてしょうがありません。 保険と言いますのは一つ車だけでは御座いませんで、ありとあらゆるところで社会にはびこっております。 以前飛び込んできた保険会社の営業が言うには、何でも保険の対象にして、その人に合わせたどんな事でも特別注文誂えますなどというのも出てまいるのですから、社会の隅々まで浸透してがん細胞のようにはびこるのです。 保険の変種などと言

    猪は落ちてきたら保険が降りる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/11/23
    この前鹿にぶつかって車ぐしゃぐしゃになってた知り合いを思い出した
  • このブログは漢字が多いいので理解しにくいと豚カツ屋が言うのだが・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    今日も雨であるところで、今年は秋番が 無いのではないかと思う次第で御座います。このまま冬に突入など情緒の欠片も無いのはちょいとばかり不都合なところと言う事になって参ります。 釣りにとって大敵は雨風もあるところですが、天候の偏った異変などと言いますのは実に厄介極まるもので御座いまして、釣り師の面々それは修正に苦労して参るもので御座います。 何しろ例年ですとこの季節でこの様子ならこの魚が釣れると、それは季語のようにやってくるのですから、日付に合わせて道具や仕掛けを整えると言う風に成って参ります。 これがその時節に成っても海のご機嫌が悪いと言う事に成って参りますと、釣り師の機嫌などすこぶる悪いと言う事になるのですから、文句を言う行き場の無い釣り師にとってハンドルの無い車を宛がわれたようなものなのです。 とまあ何やかやとあるところで、釣りにいけぬ釣り師は人並みに腹が減って参ります。これは時間が来

    このブログは漢字が多いいので理解しにくいと豚カツ屋が言うのだが・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/10/19
    毎年言ってる気もしますが水温なのか生態系なのかわかりませんが、異常気象??知人(磯釣り師)が前日爆釣だった泳がせの為の餌(マアジ)すら釣れずにボーズだったらしいです。(記事関係なくてスミマセンw
  • 津軽三味線 高橋竹山さんと 釣り師  その4 釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    長々このお話の続くところで最終回と成って参るのです。 竹山さんは演奏される時意外は少なくとも我々には普通のいいお爺ちゃんだった。 関係者も数度お会いしたり送迎するうちに打ち解けて、相変わらず青森の方言は理解不能だったが、分からないなりに会話が成立していたのは不思議な事だった。 最後の公演の頃は「爺ちゃん」と呼ぶのが大半で「竹山さん」と言うのはわずかだったように思う。 「爺ちゃんチョコレートべる?」と聞くのが有って、返事を待たずして「もうえっとないわ、弟子に買をてもらい」などと子供じみた振る舞いをする奴まで出る始末、これは幾らなんでも年寄りがかわいそうだ。 幾度目の時であったか、公演が終了して翌日駅のホームに見送りに参ります。 電車に乗り込んで帰られる、主催者はここで腑抜けに成ります。一切のわずらわしさから無罪放免、開放されるからです。 そんな見送りの時であった、20人ばかりでホームにたむ

    津軽三味線 高橋竹山さんと 釣り師  その4 釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
  • 一生美味い物を食わせる! と釣り師は言ったのだが、どうも微妙に勘違いしている - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の中勘違い思い違いというものはそこらじゅうに有るものでして、当初の思惑が外れますと、随分と恥ずかしく落胆するもので御座います。 今年の秋はどうしたものか雨が続く事になって、釣り師の一向、心晴れやかにとは参りません。上手も下手糞も空を眺めてはため息をつき、次こそ何とか思いを晴らそうと遠足を取上げられた小学生のようにいじけて参ります。 ではどうするか、そこは大人であるところで、いざ釣行の折万全で挑みたいと道具の手入れや、不足の物などをそろえるのに忙しく立ち回る事と成ります。 下手糞ながら一所懸命な青年は熱心に釣りにも行くが、それにも増して研究や知識の習得に余念の無いところ、蝿のように五月蝿いくらいにまとわり付いてあれやこれや聞きまくるのですから、それはやはり五月蝿いのです。 「チヌ針を買いましたからチヌ釣ります」 「チヌ釣るのはやっぱりこの針でないと釣れませんよね、竿もチヌ竿ですから釣れま

    一生美味い物を食わせる! と釣り師は言ったのだが、どうも微妙に勘違いしている - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/10/01
    知人からもらった魚を冷凍庫に入れっぱなしにしてたら冷凍焼けしてたのでこの前捨てましたwそれを知人に言ったら寂しそうな顔してました(^_^;
  • 「老人と海」 孫に先を越された釣り師はこう足掻いて参りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋と言う事で世間様はそれぞれ「秋」を確かめに散策するところで御座います。 釣場におきましても、秋の魚ということに成って参りまして、それは気候も良しく賑わいを増すところで、欲の皮を目いっぱい張ったところで出っ張って参ります。          大概が当てが外れて、釣れもせぬ魚を夢見るところと成って参るのではございますが。 楽しい事は一人ではなく、出来ますれば同好の志や気の合うところで、わいわいやるのが又別の楽しさとなって参ります。 釣場におきましても、組み合わせで多いのは友人知人同好の志などで御座いまして、中には訳ありの少々艶っぽい道行などと言うのもあるところで、目をそむけながら覗き見しなければならない事と成って参ります。 柿井さんは、随分と大きな釣りクラブで世話役を勤めた人だ。 人柄と腕で収まりを付けるところで、盛んな頃は全国の大会で名の知れるところとなって、実績でもその辺を黙らせて参りま

    「老人と海」 孫に先を越された釣り師はこう足掻いて参りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/09/25
    だいぶ水温変わってきましたねぇ。一回がっつり釣り行きたいなあ
  • 釣場では邪魔な魚が邪魔をしないと釣れない訳 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    飽きもせず釣りなど続ける物ですから、世間様からはあきれ返られるところで御座いまして、一定程度の距離を置かれるところです。 距離を取った堅気の衆、釣りなんぞは釣り師の領分、馬鹿な世迷いごとなどとっとと任せて包丁など研いでおります。世間様がそれでは、釣りより面白い事をなさっておるかと申しますと、横並びの事など嗜まれる事で、どうにも面白そうには思えません。 これがべる段になりますと、人並みに講釈の一つも付けて釣り師よりも達者に召し上がるのですから、世の中理不尽でいびつに出来ておるので御座います。 さてお客さん、日はお日柄も天気も良いところで、釣りに御出でいただきまして感謝に絶えぬところで御座います。 はい、早速魚が釣れましたですね、その魚それは外道の餌取ということになって逃がすので御座います。 決して要らぬからといって日干しにしたり無益な殺生はご勘弁願います。 その外道と呼ばれる上品で無い呼

    釣場では邪魔な魚が邪魔をしないと釣れない訳 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/09/16
    あーあー…痛い…
  • 釣れないから突くのか、突くから釣れないのか 釣り師から突き師に成った釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    宙釣りの前川君、梅雨メバルもお終いと成ったところで手持ちぶたさと成るのでした。 前川君と言えば、海中の中層にいる魚にとっては随分迷惑な人物である事で、あれやこれやの手練手管で、今日も海中の魚を煙に巻いて参るので御座います。 魚の習性を知り尽くし、海底の地形まで頭に入っております、その上で絶妙な誘いで相手の弱いところをくすぐるのですから、誠に性質の悪いことで御座いまして、いかに物連鎖の上位に位置するとはいえ、血も涙も無いやりようである事です。 さて魚と申しますに、では一年中前川君の餌に成っておるかと申しますと、そこには拾う神のあることで、一時期には前川君の毒牙がかすりもしない、三味線弾けども踊りもしない時期と言うのが御座います。 釣場は筏で、固定されておるところと成りますと、時節のめぐりとともに季節の魚が入れ替わって参ります。目あての魚もいずれには姿を消してしまうのですから、これは逆ねじ

    釣れないから突くのか、突くから釣れないのか 釣り師から突き師に成った釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/09/04
    捕れれば何でもいい派とセオリーに乗っ取った釣法(じゃないとだめ)派と分かれますよね(^_^;
  • 釣り師の大往生 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣りと申しますもの老若男女、物心付いたのから後期高齢者にいたるまで、それは多種多様な人の思惑で賑わって参ります。 一方釣られる魚のほうといいますと、小さいのはメダカから大きいのはマグロ・カジキなど、釣れたら赤子の手をひねるようなものから、競走馬を釣り上げたのではないかと見まがうような奴まで、これも多種再々狙われておるのでございます。 出船前 渡船場には浮世のわずらわしさなど何処吹く風の釣り師が三々五々集まってまいります。大抵のやつが世事のことなどいい加減に畳み込んで、心残りなどちらつくものの程よく振り払ったところで、余り褒められた事でも無いのに血道を上げようとしているので御座います。 「あんたあ老いぼれじゃけえ、冥土の土産に今日はええとけえ座らしちゃる」 「馬鹿あゆうちゃあいけん・・!足腰もまだまだ、目も針を結ぶなんざぁメガネもい  らんわい、それに婆さんが逝ったら、新しいのを貰う算段もし

    釣り師の大往生 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/08/29
    浪士様の釣りの写真いつか見たいなぁ
  • 「猿でも成れるレギュラーに」の落とし穴 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    今年は暑さの中で、スマホ片手に夢遊病者のように、ふらふらと歩き回る人の増えたところで御座います。 夜駅前に行く用事が有ります。いつもとそれは雰囲気の違う事で、大勢の挙動不審者が大勢居ります、挙動正常者が少数成るが故の肩身の狭さ、一歩間違うとこちらが不審者に成りますから、世の中の変化は唐突に生じるもので御座います。 何やら化け物を探しているとかで、そんなものは見た事はありません、いたらとっくに釣り師の餌、餌になるかべられております。 携帯電話が普及を始めて、だれでも安価に利用できるようになってからは、釣り師も連絡や情報の仕入れに便利に使ってまいります。 便利さと言いますのは反面、持ったがゆえの事故にも合うものでして、海中に哀れ撒き餌となって沈没した携帯数知れず、最近では海中に沈まぬケースや防水携帯、浮きの付いたストラップと対策されたものが出没しております。 対策されたものがこれだけ出てま

    「猿でも成れるレギュラーに」の落とし穴 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    Daisuke-Tsuchiya
    Daisuke-Tsuchiya 2016/08/20
    今の時代だからこそ?ってかんじですね