ブックマーク / blog.tatsuru.com (2)

  • 農業は甦るか - 内田樹の研究室

    京大の藤井聡教授と農業について話す機会があった。藤井先生と私は政治的立場はずいぶん違うが、農業を守ることと対米従属からの脱却が必要だという点については意見が一致している。二人とも「愛国者」なのである。 ご存じの通り、日の農業は衰退の一途をたどっている。私が生まれた1950年代、日の農業就業人口は1500万人だった。総人口の2割が農業に従事していた計算になる。2030年の農業従事者は予測で140万人。かつての1割以下にまで減ることになる。 わが国が国の糧自給率は38%(鈴木宣弘東大教授によると実は10%以下らしい)。糧自給率はカナダが266%、オーストラリアが200%、アメリカが132%、フランスが125%、ドイツが86%、英国が65%、イタリアが60%。日は先進国最低である。政府は2030年には自給率を45%まで上げることを目標にしているが、農業従事者が減り続けているのに、どうや

    Dancing_Hatebu
    Dancing_Hatebu 2024/09/27
    アメリカが市場原理主義というのは嘘だ。アメリカもフランスも農家に対しては大量に補助金を投入している
  • 新しい門閥制度 - 内田樹の研究室

    自民党総裁選についての報道は専ら候補者たちの政策や党内基盤についてのみ論評している。でも、見落としていることがある。それは9人の候補者のうち6人の最終学歴アメリカの大学または大学院だということである。残る3人のうちの一人も、日の大学を出た後にアメリカの下院議員のスタッフになったことをその後のキャリア形成においてずいぶん強調していた。 ということは、自民党に限って言えば、最終学歴アメリカであることがどうやらキャリア形成の必須条件だということである。私の知る限りでも、日富裕層の中では中等教育から子どもを海外あるいはインターナショナル・スクールに送り込むことが「ふつう」になってきている。その方が英語圏の大学に進む上でアドバンテージが大きいからだと説明された。 「グローバル化の時代なんだから、レベルの高い教育を受けるために海外に出るのは個人の自由だ。横からがたがた言うな」と言う人もいるだ

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