動物に関するDavitRiceのブックマーク (11)

  • 無神論と動物倫理 ・ 「ある種差別主義者の告白」 by マイケル・シャーマー - 道徳的動物日記

    (翻訳はところどころ意訳・省略している。無神論については最近関心を持って調べ始めたところなので、知識の間違いや誤解などが含まれているかもしれない。) マイケル・シャーマーはアメリカの科学史家、サイエンスライター。疑似科学や宗教信仰を懐疑・批判する懐疑主義者であり、懐疑主義の雑誌『Skeptic』誌の発行人である。ホロコースト否定論に対する反論も行っている。無神論者として有名であるようだ。 多数の著書があり『なぜ人はニセ科学を信じるのか』などが邦訳されている。 なぜ人はニセ科学を信じるのか〈1〉奇妙な論理が蔓延するとき (ハヤカワ文庫NF) 作者: マイクルシャーマー,Michael Shermer,岡田靖史 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/08 メディア: 文庫 クリック: 55回 この商品を含むブログ (21件) を見る 日語字幕のあるTEDでは、人が超常現象を信じる

    無神論と動物倫理 ・ 「ある種差別主義者の告白」 by マイケル・シャーマー - 道徳的動物日記
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    DavitRice 2016/01/11
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  • マーク・ベコフの「人道的自然保全」論 - 道徳的動物日記

    生物学者・動物行動学者のマーク・ベコフは、動物の抱く様々な感情について研究しており、動物の感情について解説した多くの著書を執筆している。*1また、ベコフは動物保護・動物の福祉への配慮の必要性を昔から説いている。*2 www.huffingtonpost.com 野生動物保全や自然保護の分野では、絶滅危惧種や生態系の保護のために、時には特定の種の動物の駆除が正当化される。ベコフが海外のハフフィントン・ポスト誌に掲載したエッセイでは、自然保全において生物種や生態系だけを重要視するのではなく、個々の動物の福祉にも十分に配慮を行い、動物を殺害する・傷つけることを避ける"Compassionate Conservation"の考え方が紹介されていた。訳するなら、「思いやりのある自然保全」「共感的な自然保全」「人道的自然保全」などだろうか。以下では、ベコフの記事から「人道的自然保全」の思想の要点である

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    DavitRice 2016/01/02
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  • 「動物愛護はナチス」「ヒトラーはベジタリアンだった」についての雑感 - 道徳的動物日記

    ナチスと動物―ペット・スケープゴート・ホロコースト 作者: ボリアサックス,Boria Sax,関口篤 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2002/05 メディア: 単行 クリック: 22回 この商品を含むブログ (7件) を見る ヒトラーはベジタリアンであったと言われるし、ナチス政権下でのドイツは当時としては先進的な動物保護法を制定したらしい。これを理由にして「動物愛護はナチスだ」「ヒトラーのような人間がベジタリアンだったのだから菜主義は正しくない」みたいなことを言う人がたまにいる。 Was Hitler a Vegetarian? The Paradox of the Nazi Animal Protection Movement | Psychology Today The Vegan Body Project: Hitler and Vegetarianism 上記の二つの

    「動物愛護はナチス」「ヒトラーはベジタリアンだった」についての雑感 - 道徳的動物日記
  • 「イルカは馬鹿ではない」byフィリッパ・ブレイク - 道徳的動物日記

    今回紹介する記事の著者は、クジラやイルカを研究する生物学者フィリッパ・ブレイクである。彼女はクジラやイルカの保護活動にも関わっているようだ。編著の『Whales and Dolphins: Cognition, Culture, Conservation and Human Perceptions』はクジラやイルカの生態や認知能力などの生物学的側面と、クジラやイルカ保護の課題や各国での捕鯨・イルカ漁の事情などの人間社会に関わる側面の、両方についての論文が多数掲載されていて参考になった。 Whales and Dolphins: Cognition, Culture, Conservation and Human Perceptions 出版社/メーカー: Routledge 発売日: 2013/09/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る イルカ保護に対する批判として

    「イルカは馬鹿ではない」byフィリッパ・ブレイク - 道徳的動物日記
  • 「動物の権利、多文化主義、左派」 byウィル・キムリッカ & スー・ドナルドソン - 道徳的動物日記

    ウィル・キムリッカとスー・ドナルドソンによる論文、"Animal Rights, Multicultrualism and the Left"を、要約して翻訳して紹介する。要約ではあるが、長い文章になっている。註釈や引用に参考文献などは省いているので、英語が読める人はもとの論文を読むことをお勧めする。 もとの論文はこちらから閲覧・ダウンロードできる。 Will Kymlicka and Sue Donaldson, "Animal Rights, Multiculturalism and the Left" (2014) | Will Kymlicka - Academia.edu また、論文のもととなった講演と講演後の質疑応答が、Youtubeにアップロードされている。 www.youtube.com www.youtube.com ウィル・キムリッカはカナダ在住の政治哲学者。多文化主義

    「動物の権利、多文化主義、左派」 byウィル・キムリッカ & スー・ドナルドソン - 道徳的動物日記
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    DavitRice 2015/12/06
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  • 動物の道徳的地位についての「感覚による線引き」や「知能による線引き」とそれに対する批判についての雑感 - 道徳的動物日記

    何度か述べてきたことについての雑感。繰り返しが多くてくどい文章になってしまった。 倫理学における、動物の「知能による線引き」について、雑に説明してみた - 道徳的動物日記 「動物は道徳的地位を持つ」という主張 - 道徳的動物日記 ・倫理学において「動物への道徳的な配慮」や「動物の道徳的地位」といった事柄が議論されるときは、対象となる動物の感覚能力(苦痛や快楽を感じることができるかどうか、ということ)が重要視されることが多いし、取り上げられる事柄によってはある種の知的能力・認識能力(未来の概念がある、自己や死について認識できる、など)が重要視される。 私としては、このような議論は、生物種や人間特有の知的能力を根拠に「人間は道徳的配慮の対象であり他のすべての動物は道徳的配慮の対象ではない」と線引きすることも、「すべての生物に対して苦痛を与えたり生命を奪ったりすることは、すべて同様に悪い」と線引

    動物の道徳的地位についての「感覚による線引き」や「知能による線引き」とそれに対する批判についての雑感 - 道徳的動物日記
  • ローリー・グルーエン『動物倫理入門』 - 道徳的動物日記

    書は、Lori Gruen, Ethics and Animals: An introdution (2011)の翻訳である。 書の構成としては、まず1章「動物問題とは何か」と2章「自然なことと規範的なこと」で動物のことを倫理学的に考えるために必要な基礎的な用語や理論を説明されてから、3章から6章までの各章で肉・動物実験・動物園などでの動物飼育・野生動物という問題が個別に取り上げられている。また、7章「動物保護運動の現状」では、動物に関する問題を解決するための運動はどのようになされるべきか、ということが論じられる。 1章と2章では「動物は道徳的配慮の対象となるのか」「人間と動物の間に道徳的な差異は存在するのか」という動物倫理の基的な問題設定、「自然なことや文化的慣習と、規範的なことや道徳的なこととの違い」「人間と人格の違い」「道徳的行為の行為者と受け手の関係」などの倫理学的な考え方

    ローリー・グルーエン『動物倫理入門』 - 道徳的動物日記
  • ローリー・グルーエン「サミュエル・デュボースとライオンのセシル」 - 道徳的動物日記

    エコロジカル・フェミニストであり動物倫理についての著作もある倫理学者ローリー・グルーエンが、今年の7月末にアルジャジーラ・アメリカのWebサイトに投稿した英語記事を紹介する*1。 この記事は、オハイオ州で黒人男性サミュエル・デュボースが白人警官に射殺された事件・ジンバブエでアメリカ人の歯科医師が当地のライオン「セシル」を射殺した事件・テキサス州で交通違反で逮捕された黒人女性が拘留施設で死亡していた事件と、それらの事件に対する人々の反応について書かれたものである*2*3。 これらの3つの事件アメリカのメディアにおいてどのように取り上げられて、人々がどのように反応したのか、私には正確な知識は無いが、おそらく、「黒人が殺された事件よりもライオンが殺された事件に騒ぐことは、白人の欺瞞だ」「黒人男性が射殺された事件よりも黒人女性が拘留施設で死んだ事件を重要視するのはおかしい」という様な意見を念頭に

    ローリー・グルーエン「サミュエル・デュボースとライオンのセシル」 - 道徳的動物日記
  • 伴野準一『イルカ漁は残酷か』 - 道徳的動物日記

    イルカ漁は残酷か (平凡社新書) 作者: 伴野準一 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2015/08/13 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ジャーナリストの著者による、和歌山県太地町を中心とした、イルカ漁と反イルカ漁運動について書かれた新書である。 の構成としては、第1章から第3章までは太地町を中心としたイルカ漁の歴史、第4章から第6章までが反イルカ漁運動の歴史的経緯、第7章以降は現代のイルカ漁と反イルカ漁に関係する諸々の問題が扱われている。 歴史的経緯だけでなく、現在イルカ漁や反イルカ漁運動に関わっている人たちへのインタビューが多く使用されており、当事者である人々の実感や意見を知ることができる、というところが書の特徴だろうか。 歴史的経緯については、イルカ漁・反イルカ漁運動の両方について客観的に書かれており、参考になる。 現在の人々のインタビューについては、イルカ漁

    伴野準一『イルカ漁は残酷か』 - 道徳的動物日記
  • スティーブン・ピンカーによる「動物の権利運動」論- 道徳的動物日記

    スティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』では、様々な資料や統計を駆使して、人類が歴史を通じていかに暴力を減少させていったかが示されている。扱われている「暴力」の種類も様々であり、国と国同士で行われる戦争やある社会が特定の集団に行う虐殺など集団間でのマクロな暴力から、残酷な処刑や拷問に決闘や魔女狩りなどの慣習に殺人事件などの集団内での暴力まで、いずれの形の暴力も減少していると示されている。第7章「権利革命」では、アフリカアメリカ人などの人種マイノリティ・女性・子ども・同性愛者などのマイノリティの権利が、特に20世紀後半に各国で認められるようになり、それらのマイノリティに対する暴力が減少していったことが論じられている。そして、動物に対する暴力とそれを減少させた「動物の権利」運動も、この第7章で取り上げられている。 『暴力の人類史』は様々なテーマが少しずつ取り上げられている一方で、それぞれのテ

    スティーブン・ピンカーによる「動物の権利運動」論- 道徳的動物日記
  • ニューヨークタイムス誌のwebページにピーター・シンガーのインタビュー「人種差別、動物の権利と人権について」 - 道徳的動物日記

    私たちはどう生きるべきか (ちくま学芸文庫) 作者: ピーターシンガー,Peter Singer,山内友三郎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2013/12/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る http://opinionator.blogs.nytimes.com/2015/05/27/peter-singer-on-speciesism-and-racism/?_r=0 先日、ニューヨークタイムスの Webページにて、倫理学者ピーター・シンガーへのインタビューが載っていた。記事のタイトルは「Peter Singer: On Racism, Animal Rights and Human Rights(人種差別、動物の権利と人権について)」。インタビュアーの George Yancyも哲学者で、”人種や白人性についての批判的哲学”や”黒人の経験について

    ニューヨークタイムス誌のwebページにピーター・シンガーのインタビュー「人種差別、動物の権利と人権について」 - 道徳的動物日記
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    DavitRice 2015/06/03
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