2016年12月1日のブックマーク (2件)

  • 「Aを批判するものは、Bも批判すべし」論法の意味すること

    ネット左派の「疑似科学を批判すべきならば、優生学も批判すべし」と言う議論からの展開だと思うが、「Aを批判する者は、Bも批判すべし」などと言う主張をする人を、「そもそも何を批判したいかわからない」「人格としては信用しない」と主張している人がいる*1。婉曲的な表現ではあるが、大抵のケースではそう不明瞭な主張ではないので指摘したい。大抵のケースでは「Aを批判する者は場当たりな道徳判断をしている」と主張していると捉えることができる。 Aを批判すると言う行為は、Aが規範に照らし合わせて問題があると言う判断を下していることを含意している。BがAと同様の性質を持つのであれば、Bも規範に照らし合わせて問題があると判断を下せるはずだ。Aを批判している者が、Aは問題だがBは無問題だと考えるとき、AとBは異なる性質を持つか、批判者の規範に普遍性が無いことになる。元の議論で言えば、疑似科学と優生学の違いが示されな

    「Aを批判するものは、Bも批判すべし」論法の意味すること
    DavitRice
    DavitRice 2016/12/01
  • トランプに投票した「サイレント・マジョリティーの大学生」たち

    ドナルド・トランプが米大統領選挙に勝利して1週間経ったころ、デラウェア大学では、多くの学生が選挙結果に打ちひしがれていた。デラウェア大学は、民主党の支持者が多いデラウェア州の公立大学で、ジョー・バイデン副大統領の出身校でもある。教授たちは授業を取りやめ、デモ行進に協力した。そして、学生たちが気持ちを整理し、不安を取り除くことができるよう、議論の場も設けた。 一方でトランプに投票した学生たちは興奮している。支持する候補者が勝利を収めただけでなく、民主党の「アイデンティティー政治」作戦が失敗に終わったためだ。ヒラリー・クリントン陣営は、女性やマイノリティ、LGBTのコミュニティーなど、しばしばアイデンティティーによって政治的な立場が形成されるグループの票を集めようとしていた。ところがその思惑は外れ、さらに、「頑迷な差別主義者」と言われるのを好まない白人の支持者たちも失うことになった。 トランプ

    トランプに投票した「サイレント・マジョリティーの大学生」たち
    DavitRice
    DavitRice 2016/12/01
    言及されている「トリガー警告」や「セーフスペース」など、アメリカの大学PC文化のに問題についての記事http://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2015/12/19/210618 / トランプ支持者の心理 http://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2016/10/15/165952