2022年10月4日のブックマーク (3件)

  • 学会発表に「反人種差別の目標達成にどのように役立つのか」の説明が義務づけられ著名研究者が退会を表明、学問とポリコレの結びつけに反論

    ニューヨーク大学の著名な社会心理学者であるジョナサン・ハイト氏が、所属する主要な学術団体・Society for Personality and Social Psychology(パーソナリティと社会心理学会/SPSP)を退会する意思を表明しました。これは、SPSPの学会で発表する研究者に対し、「その研究がSPSPの反人種差別の目標達成にどう役立つのか」の説明が義務づけられたことを受けての決断とのことです。 When Truth and Social Justice Collide, Choose Truth https://www.chronicle.com/article/when-truth-and-social-justice-collide-choose-truth Haidt Quits Academic Society Due To Diversity Statement

    学会発表に「反人種差別の目標達成にどのように役立つのか」の説明が義務づけられ著名研究者が退会を表明、学問とポリコレの結びつけに反論
    DavitRice
    DavitRice 2022/10/04
    記事中で紹介されている「2016年の講演」の翻訳はこちら |ジョナサン・ハイト「真実と社会正義:なぜ大学はどちらか一つの目標を選択しなければならないか」https://onl.bz/8kcpz6Q
  • 読書メモ:『ポジティブ心理学 科学的メンタル・ウェルネス入門』 - 道徳的動物日記

    ポジティブ心理学 科学的メンタル・ウェルネス入門 (講談社選書メチエ) 作者:小林正弥 講談社 Amazon 著者の小林はサンデルやアリストテレスについての著作もあるコミュニタリアン系の政治哲学者。とくにアリストテレスの「徳倫理」がポジティブ心理学に結び付くのはわたしも『21世紀の道徳』のなかで紹介しており、コミュニタリアンの人がポジティブ心理学についてのを出すこと自体も違和感がないというかむしろ望ましいことであると思う。 とはいえ、サンデルの『実力も運のうち』を読んでからわたしの頭にある疑問は、アリストテレスの「ユーダイモニア論」やそれに基づく「強み」や「美徳」を重視するポジシティ部心理学の議論と、同じくアリストテレスの「共通善」概念を発展させたサンデルのコミュニタリアニズムは矛盾するのではないか、というところだ。端的に述べると、リチャード・テイラーは『卓越の倫理』のなかでアリストテレ

    読書メモ:『ポジティブ心理学 科学的メンタル・ウェルネス入門』 - 道徳的動物日記
    DavitRice
    DavitRice 2022/10/04
  • ロールズの社会は「地獄」なのか?(読書メモ:『増補 責任という虚構』) - 道徳的動物日記

    つ 増補 責任という虚構 (ちくま学芸文庫) 作者:小坂井敏晶 筑摩書房 Amazon 以前に同じ著者の『社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 』も読んだけれど、読んでいてとにかくイライラした。書も同じく。 著者の立場は極端な社会構築主義。『責任という虚構』にせよ『社会心理学講義』にせよ、「自由意志」は存在せず「責任」はだれかに罪や貧乏クジを押し付けて社会秩序を回復するための虚構に過ぎないと言い張ったうえで、自由意志とそれに伴う責任を前提としたうえで有るべき社会秩序を考えて「規範」を説こうとする哲学者の傲慢さや偽善性を批判する、という論旨がよく登場する。また、ベンジャミン・リベットの実験やスタンフォード監獄実験などの脳科学・心理学の研究結果をかなり大袈裟に解釈して牽強付会に用いているところも特徴。ほかの心理学者のを読んでみるとなんだかんだで謙虚であり、「現在の心理学の知

    ロールズの社会は「地獄」なのか?(読書メモ:『増補 責任という虚構』) - 道徳的動物日記
    DavitRice
    DavitRice 2022/10/04