日本のインフラの建設と運営について国土交通省が民間企業などに案を募ったところ、フランスの企業2社が東京外郭環状道路(外環道)などの高速道の建設・運営で手を挙げたことが分かった。工法と資金調達方法の工夫で、外環道では国交省の計画よりも事業費が2千億円近く安く上がる案になっているという。同省は来年1月から話を聞き、実現性を見極める。 仏建設最大手ブイグが外環道、仏高速道会社エジスが大阪市の阪神高速淀川左岸線の建設・運営について、それぞれ提案した。 ブイグは英国やタイなど数十カ国で高速道建設・運営の実績がある。英仏海峡トンネルも手がけたという。エジスはフィリピンなど各国で高速運営の実績がある。 外環道は千葉県、埼玉県、東京都を結ぶが、練馬―世田谷間の約16キロが未整備。国交省は地下40メートルの大深度トンネルで整備する計画だが、料金割引の財源を建設にも転用可能とする法案が3日閉会した臨時国