福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は、ことし4月に再稼働しないよう命じた仮処分の決定を取り消し、事実上、再稼働を認める判断をしました。 これに対し関西電力は異議を申し立て、福井地裁の林潤裁判長は再稼働しないよう命じた仮処分の決定を取り消して、事実上、再稼働を認める判断をしました。 高浜原発3号機と4号機はことし2月、鹿児島県の川内原発の次に原子力規制委員会の審査に合格し、これまでに福井県の西川知事が再稼働に同意するなど地元の同意は出そろっています。 24日の裁判所の決定を受けて、関西電力はまず3号機で原子炉に核燃料を入れて検査を受けるなど、最終的な手続きを進め、来月にも再稼働させる方針です。