少年ジャンプが創刊50年(週刊として49年)と聞いたので何か調べてみようと思った。人気がなければ10週打ち切りも珍しくないジャンプでおよそ2年以上の連載,単行本にして10巻を越えればそこそこのヒットと呼べよう。2018年7月14日現在において単行本で10巻を越えた作品数は,年代別には次のとおりであった。年代ヒット作数/連載開始数10巻20巻30巻40巻50巻1960年代3/26210001970年代25/1591571021980年代29/1521574211990年代28/1281276122000年代29/11511113222010年代15/10294200全年代129/68264371657 ヒット率は60年代…11.5%,70年代…15.7%,80年代…19.1%,90年代…21.8%,00年代…25.2%,10年代…14.7%(2010~2016…18.3%),と確定していない
人生、一寸先はセックス。 『課長島耕作』シリーズを読んでいると思うことである。とにかく次の瞬間に何が起こるのか分からない。人は突如としてセックスをする。そこで浮かぶのが冒頭の言葉だ。人生、一寸先はセックス。これが真実だったのか。 もっとも、「島耕作にとっての人生は」と言ったほうがいいかもしれない。私はべつに一寸先がセックスの人生を送っていない。たいていの人もそうだと思う。島耕作という特殊なサラリーマンにとってのみ、人生一寸先はセックスなのである。本当にこの人は、油断すると女と寝ている。 さて、一方で『君に届け』というマンガを読んでいると、この世にセックスなど存在しなかったような気がしてくる。なにか悪い魔導師にだまされて、われわれは性行為で子供ができると勘違いしていたのではないか。人類は本当は、手をつなぐことで子供を生んでいたのではないか。 しかしふたたび『島耕作』のページをめくれば、人類は
漫画家・いしいさやさんの著作『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』が話題だ。エホバの証人の母のもとで育った彼女の、壮絶な体験談が反響を呼んでいる。前回記事では、エホバの証人の全容を紹介した。今回は、信者時代の生活を中心に話を聞いた――。 (前編はこちらから http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54011) 取材・文/伊藤達也 同級生の家に勧誘しに行く 「信者の人が宗教勧誘で自宅に訪問に来る」って、みなさんも覚えがあるかと思うんです。でも、私は「来る」んじゃなくて、「行く」側の人間でした。 それも、自分で「宗教を広めたい」と思っているわけじゃなくて、母親に連れられていくだけでしたから、本当に憂鬱でした。イヤでイヤで仕方がなかった。子どもでしたから、本当は休みの日は絵を描いたり、友達と遊んだりしたかったです。 訪問して話を聞いてくれる人なんて、優しいお
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています ねとらぼ読者のみなさん、こんにちは。虚構新聞の社主UKです。 社主おすすめのマンガを紹介してきた本連載も、この8月で数えること85回、5年目に突入しました。いつもご愛読いただきありがとうございます。まさかこんなに長く続けられるとは思いませんでした。 さて、毎年夏恒例の日頃会いたいマンガ家さんに会って直接お話を聞くインタビュー企画。5回目となる今回は現在アニメ放送中、竹書房のWebマンガサイト「コミックガンマ」にて連載中の人気マンガ『メイドインアビス』(~6巻、以下続刊)のつくしあきひと先生です! つくしあきひと先生(左)、社主UK(右) 『メイドインアビス』コミックス1巻 (C)つくしあきひと/竹書房 本作は孤児院に暮らす少女・リコと、最大深度不明の謎の大穴「アビス」から見つかった記憶喪失の少年ロボット・レグが、一度深くまで潜れば生
2016年12月2日、17年前に「週刊少年ジャンプ」で連載終了を迎えていた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が、連載再開することが発表された。その内容は「北海道編」――剣心や弥彦にくわえて、志々雄真実の部下であった瀬田宗次郎や新撰組の残党も登場する物語を、作者である和月伸宏氏が描く、まさに正統な『るろ剣』の続編である。 近年、『るろうに剣心』は再評価が著しい。『龍馬伝』や『ハゲタカ』の大友啓史氏が監督を務めた映画版三部作は大きな人気となり、宝塚の公演は高い評価を得た。子供の頃に「ジャンプ」で『るろ剣』が直撃した世代が父や母になり、子連れで会場に足を運ぶこともある。「歴女」なる言葉も生まれた現代では、そもそも若者向けのサブカルチャーで時代劇は定番ジャンルだ。 『るろ剣』は広い世代に愛される、まさに“国民的作品”となったのだ。 だが、連載当時の『るろ剣』は、漫画好きの間で少なからず物議を醸し
ドラゴンボールに超とんでも外伝が登場!主人公はまさかの…アイツ!!最強を目指し、とてつもない修行にチャレンジする…!? 原作小説「カラダ探し」(スターツ出版)シリーズ累計19万部突破! 詳しくはコチラ
日本が世界に誇るサブカルチャー! なかでも、クール・ジャパンの代名詞ともいうべきマンガやアニメには、しばしば作品の世界観に欠かせない要素として“ドイツ的な何か”が見え隠れします。 日本人を惹きつけてやまない“ドイツ的な何か”。その正体とは?それは現実のドイツや日本とどうリンクしているのか?なぜ、ドイツが日本のサブカルチャーにこれほどインスピレーションを与え、しばしば強烈な存在感を放つのか? (公財)日独協会は、「×(かける)ドイツ」シリーズと銘打ち、様々な方向からドイツにコンタクトすることを試みています。≪ジャーマニアックス・レビュー≫はその一環として、「サブカルチャー×ドイツ」という角度から、マンガやアニメ、ゲーム、ライトノベルなどの作品を ジャーマニアック ( ・・・・・・・・ ) に検証・紹介していきます。
8年間思い続けた先輩の境宗介との不倫に走るメンヘラ女子・高月かのんを描く漫画『あげくの果てのカノン』。その第2巻の発売に合わせて、AMでは作者・米代恭さんのインタビューを掲載します! 「恋愛が描けない」と悩んでいた作者がなぜ新作では不倫の話を描くのか、どんな恋愛観を持っているのか、また創作過程にはどんな苦労があるのか――キスシーンの描き方から担当編集さんとの恋愛談義で凹まされた経験まで、いま最も才気あふれる漫画家の果てしなく奥深い思考回路に迫りました! ――このたびは『あげくの果てのカノン』2巻の発売おめでとうございます。以前AMで「ダメだとわかっているのに不倫にハマる人へ」というタイトルで1話が掲載されたときには、大きな反響がありました。 米代:ありがとうございます。1話を載せていただいたときに「すごいサイトだなあ」と思ったのですが、まさかインタビューまで載るとは思いませんでした。AM読
岡本倫 @okamotolynn エルフェンリートを描く前の事。あだち充先生のみゆきを読んでいて、30年以上前の作品なのに全く色あせずに面白かったのですが、五百円札が出た時にこれは昭和の漫画なんだと現実に引き戻されました。なので自分が漫画を描く時は、10年後に読まれても時代がわからないようにしようと思いました。 2016-06-26 01:35:39 岡本倫 @okamotolynn だからぼくの漫画には携帯電話がほとんど登場しません。10年後の携帯電話がどうなっているかなんて想像出来ないからです。家電も登場しませんし、出る車も古い車ばかりです。そんな風に出来るだけ描かれた時代がわからないようにしています。 2016-06-26 01:36:41 岡本倫 @okamotolynn 今はiPhoneがおしゃれですが、それをおしゃれな感じで漫画で出してしまうと10年後漫画を読まれたときに「iP
── まず、今回石田先生が冨樫先生の仕事場に伺い、お話させて頂くことになった経緯から簡単にお話させてください。 冨樫義博(以下/冨) はい。 ── かつて、「少年ジャンプ+」の前身である「ジャンプLIVE」で、石田先生には「東京喰種トーキョーグールJACK」を連載して頂いたことがあり、とても反響が大きかったので、今回再び、石田先生に漫画を描いてもらえないかという依頼を「少年ジャンプ+」からさせていただきました。 その中で、石田先生が冨樫先生の作品の大ファンで、特にヒソカが好きだという話題が出まして、もし石田先生がヒソカの物語を漫画にしたらどんな風になるのだろう、という、編集部サイドの好奇心・妄想のようなところから始まっています。 そこで、もしそんな企画の提案があったら、そもそも冨樫先生はどう思われるかを、昨年、担当編集経由でご意見を確認させて頂きました。 結果、冨樫先生からは、問題ないです
「キミは何冊読んだことがあるか!?」なんて生意気で挑発的なタイトルで済みません……。こういうタイトルやってみたくて……。 出だしからいきなりの弱気で頼りないでしょうが、今回は他記事ではあげられていなかった一冊完結の漫画を紹介していきます。 というのも、適当に 「短編 お勧め」 などで検索しても、 紹介されている漫画は殆ど被っています。 更に言えばああいった列挙形式のブログはお勧めの理由を書かない(または一言)のパターンが多く、勿体無いなという気持ちもあるので、他とは違った切り口で僕が書いていこうかなというのが主旨です。 ここでいうマイナーの定義は 「一冊完結 お勧め」 などで検索した結果の1ページ目にでてくる記事では紹介されない 「一冊で話が完結している・短編集になっている本」 を対象にしています。 紹介したかった漫画の中には「マンガ図書館Z」で無料で読める本もありましたが、そちらは前に
HUNTER X HUNTER23 (ジャンプコミックス) 作者: 冨樫義博出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/03/03メディア: コミック購入: 6人 クリック: 52回この商品を含むブログ (261件) を見る貧者の薔薇で倒される意味 ネテロとの念能力を用いた戦いには勝利したものの、ネテロが体内に仕込んでいた貧者の薔薇の毒を浴び、圧倒的な強さを誇りながらあっさりと命を落としたメルエム。この結末に「作者がメルエムを倒す方法を思いつかなかったから爆弾を持ち出した」や「爆弾を使わずに念能力での戦いで終わらせて欲しい」といった類の否定的な意見を偶に目にします。 強敵が爆弾で倒される展開は拳と拳の殴り合いが魅力の少年漫画的に邪道ではありますし、ネテロの100年を超える修行の成果が爆弾に劣るものに思えてしまいます。それに対して思わず批判を口にする気持ちは分からないでもないのですが、好き
『「HUNTER×HUNTER」のキメラアント編が爆発オチを選んだ理由』というエントリーを読みました。はてなブックマークがたくさん付いていて概ね好評価でした。それを見てたら「意外と“軍儀”の伏線が知られてない?」と心配になったので念のため本エントリーを書いときます。 さて、「軍儀」とはハンターに出てきた独特のボードゲーム。キメラアントの王様・メルエムがどハマりしたことでいろいろな知見を得た、蟻編の鍵となる存在でした。読み手に対しても今後の展開を示唆していたとして、2011年夏にあるコピペが有名になります。 「一手目で右翼に弓を据え」=ゼノとドラゴンダイブ 「槍三本の即効を決める腹であろうが」=正面階段から突入の ナックル&シュート&メレオロン・ゴンキル・モラウの三組(261話の最初) イカルゴは正面突破3組ではなく後ろ(右へ行くので25巻84p) 「帥を孤立」=王だけ孤立させました 「こち
夢中になって読み明かした少女マンガを覚えていますか? Web上には、懐かしの作品や少女マンガ誌の歴史に浸れる数々のコンテンツが用意されています。恋愛、ファンタジー、コメディー……ジャンルや時代に関係なく、今でもワクワクさせてくれる作品たち。『なかよし』の付録や1990年代に発売されたコミックスの表紙などを見ていると、当時の記憶までよみがえってきそうです。 ■ 恋愛をテーマに振り返る『マーガレット』 ▽ http://my-margaret.jp/ ▽ http://my-margaret.jp/highlight/ 集英社の少女マンガ誌『マーガレット』『別冊マーガレット』は、2013年で創刊50周年を迎えました。これを記念して各地で開催された展覧会「わたしのマーガレット展」では、両誌がさまざまな題材で描いてきた「恋愛」というテーマを中心に、名作の原画300点以上を展示。選りすぐりの名場面と
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