高度計の仕組み ・ 登山での使い方考察 GPSが普及する前は、高度計というものが山では必需品とされたようです。特に4000m以上の高山には必須だったようですが、GPS普及の現在において改めて高度計というものについて考察してみました。(現在でも、高高度だと空気の薄さをマネージメントする必要があるため高度計は必須) 原理 気圧高度計とは、高さを計測するものなのですが、一般的には気圧計を使って作られています。高度が上がると気圧が減るという原理を利用したものです。 高度が高くなると気圧が下がる理由は意外と簡単で、気圧は上空の空気の量(重さ)で決まるからです。高い所に行くと単純に上空の空気の量が減るためです。(資料) 空気は思ったよりも重く、1立法メートル(1mx1mx1m)で約1kgもあります。(温度や湿度、高度で異なります。)この空気が積みあがることで、海面高度0mで標準気圧の場合1気圧(=10