県衛生薬務課は15日、5~7日に「シチズン電子」(富士吉田市上暮地1)の社員食堂で食事した社員ら61人が、病原性大腸菌O148による食中毒を発症したと発表した。入院患者はおらず、全員が快方に向かっている。 同課によると、同食堂は「エームサービス」(本社・東京都)が運営している。 5~7日に同食堂で昼食を取った約450人のうち、シチズン電子社員58人(19~57歳)と同食堂従業員3人(20~40代)の計61人(男性55人、女性6人)が下痢や腹痛、発熱(37・1~39・0度)の症状を訴えた。 県富士・東部保健所が検査したところ、患者11人から病原性大腸菌O148が検出された。 同保健所は、患者の共通食が同食堂での食事のみだったことから、同食堂が食中毒の原因施設と断定。15~17日の3日間、営業停止とした。【山口香織】