横浜市は16日、港北区の東芝研修センターの職員ら同センターの食堂を利用した23人が5日夜以降、腹痛や下痢などの食中毒症状を起こし、うち8人から毒素原性大腸菌O(オー)148を検出したと発表した。市は16日、同センターの食堂での食事が原因と断定し、運営するエームサービス関東(東京)に、食堂の営業禁止処分を行った。23人は軽症で、いずれも快方に向かっている。 市は15日にも、同社が運営する都筑区の企業の社員食堂で、食中毒の発生を確認。市によると、同社が運営する鶴見区内の社員食堂でも腹痛などを訴える患者が出たため、調査を進めているという。 同社親会社のエームサービス(同)によると、同社は企業や病院、大学など県内126カ所で食堂を運営。同社は「共通する食材のキャベツか長ネギが、原因の可能性が高い。他の食堂でも利用者に被害がないか、調査を急いでいる」と話している。