経営再建中のシャープは1日、大阪市阿倍野区の本社で入社式を開いた。 液晶や太陽電池事業の不振から再び経営危機に陥ったことを踏まえ、高橋興三社長が「2011、12(平成23、24)年度に合計9200億円の損失を出したことに比べると、まだまだ大丈夫」と新入社員に語りかけた。 新規事業の開拓をにらみ、今春の新入社員は214人と4年ぶりに200人を超えた。 高橋氏は「楽観できないが、前を向いて歩くことで強い成長に戻っていく」と強調。「液晶パネルの供給を車載や医療分野に広げる」と述べたほか、「キャッシュフローを重視する経営にしていく」と話し、事業説明会のようだった。 新入社員の四谷友騎さん(22)が「進んで困難に立ち向かうことを誓います」と決意表明した。 http://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/150401/bsb1504011211001-s.htm 2