『学校の給食室にエアコンがなく、熱中症になってしまいそうで、なんとかしてほしい』 今年7月、日本テレビの情報提供サイトに寄せられた悲鳴です。 全国的に記録的な暑さとなった今年の夏、各地の学校施設でエアコン設置などの熱中症対策が進められていますが、給食室は置き去りになっている実態があるといいます。 なぜ、給食室へのエアコン設置はなかなか進まないのでしょうか?(報道局 調査報道班 吉田理一郎) ■調理中の気温は40℃超え「あまりに過酷…」横浜市の公立小学校で、給食調理員として働いているという女性。 「夏休み前の7月中旬、給食の揚げ物を調理するため鍋に火をかけると、あっという間に気温が43℃まで上がりました。担当の調理師さんは、暑さで顔を真っ赤にして作業していました」 就業先の給食室にはエアコンがなく、夏場の加熱調理中は室温が40℃を超えることもあるといいます。 「あまりに過酷な環境で、帰宅する