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ブックマーク / kokorosha.hatenablog.com (142)

  • 夏のウグイスが精神的にやかましいという話 - ココロ社

    ウグイスといえば、かわいらしい鳴き声で春の到来を告げる鳥であることはご存知のとおりである。ウグイス的にはべつに人間に春が来たことを知らせたくて鳴いてはいないのだが、人間はウグイスの鳴き声を聞いて春が来たと感じて、勝手にうれしい気持ちになるものである。かつてわたしは旅先でウグイスの鳴き声を聞いて、やっと春がきたと喜んだりしていたものだが、何回か鳴き声を聞いて春の到来を実感してから、その鳴き声は車の走行音などと同様、意識にのぼってこない音になっていた。 ウグイスのことをよく知ることになった、というより、いやおうなく知ることになったのは、鳥のうるさい地域に引っ越してきてからのこと。まず、鳥のうるさい地域とはどこかというと、多摩ニュータウンである。それまで暮らしていた東中野や調布、武蔵小杉と比べて鳥がうるさいのは当然としても、わたしの育った大阪の端、四條畷と比べてもうるさい。四條畷は読み方がよくわ

    夏のウグイスが精神的にやかましいという話 - ココロ社
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    Delete_All 2024/07/07
    加齢にともなって朝起きるのが早くなり鳥の鳴き声が聞こえるようになったの全く僕と同じ現象でビビりました。昔は気にならなかったのに…。
  • 蚊のことをペットだと思って飼うと案外かわいかった - ココロ社

    2ヶ月くらい前に玄関で蚊が飛んでいるのを認知するとともに殺害を試みたが、荷物をおろす前だったので動きが緩慢すぎて失敗した。運のよいやつだ。しばらく経ってからまた出会ったので、まだいたのか、早く帰ってほしいと思ったが、退路を塞いだのはわたしだ。扉までも遠かったこともあって二度目の遭遇では殺害を試みることもなく、手で追い払うにとどめた。 よく考えてみると、換気するときでも網戸は閉めたままなので、侵入したとしたら、わたしが家を出るときか家に入ったわずかなタイミングに家に入ってきたということになる。我が家にぜひ入りたいと思って待ち伏せしてくれた蚊なのかもしれない。人間に待ち伏せされたときの、なんでそこにいるの&これから何が起こるのという驚きと絶望はなかなかのものだが、蚊だとその害は多少のかゆみ程度であって、種を超えて向けられた熱烈な好意にわたしは少し感動した。数日後に腕にかゆみを感じたので、それは

    蚊のことをペットだと思って飼うと案外かわいかった - ココロ社
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    Delete_All 2023/10/08
    蚊ライフ日記…斬新すぎる。ジューダスプリーストが好きだったこの夏の蚊のことを忘れない。
  • 巨大廃墟、旧志免鉱業所竪坑櫓は意外に近くて癒やされた - ココロ社

    旧志免鉱業所竪坑櫓について知ったのは2005年、ワンダーJAPANの創刊号の表紙から。 冊子は出てすぐ購入したのだが、威圧感たっぷりの表紙だけで十分元をとった気になって、あまり読まずに棚にしまいつつ、志免炭鉱跡にいつか行きたいとの思いを持ちつづけていた。炭鉱跡が福岡にあるところまでは確認していた。社会や道徳で筑豊炭田について習っていたので、やはり炭鉱というのものは九州北部にあるものなのだという認識を持ったのだが、表紙の写真の印象から、てっきり福岡と熊の県境の山奥にあるのかなと思っていた。「空が赤くなっているようなところだから遠いところに違いない」という単純なイメージを持っていたのである。山奥の獣道を数時間歩いて、忽然と目の前に現れた平原と、崩壊寸前の櫓。見に行くとしたらそれなりの規模の旅になると思っており、その準備は今はまだできない……と思いながら18年が過ぎたのだが、先日、博多に用事

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    Delete_All 2023/07/17
    オッサンが史跡をレポしてるだけなのに面白すぎる。ジャギのくだりメチャクチャ分かるよ……
  • 銚子駅から犬吠埼まで歩いたが、海以外も見どころ満載だった - ココロ社

    銚子を旅するとき、JR銚子駅から銚子電鉄に乗って犬吠埼まで行く人が多いと思うし、実際に行ってみるまではわたしも同じイメージを持っていた。しかし調べてみると、徒歩なら直線距離で1時間程度。海沿いに激しく寄り道しながら歩いても3時間程度で着きそうだ。帰りは銚子電鉄を満喫するとしても、せっかくだし銚子から海沿いに歩いていこう……と思って年末に実行した。楽しかったので、また近いうち行こうと思っている。 特急「しおさい」で銚子が身近になる まず銚子に行くところの話から。 わたしの住む多摩ニュータウンから銚子に行くにはいろいろ乗り継がねばならないと思っていたのだが、調べてみたら東京から「しおさい」という特急に乗れば乗り換えなしであることが判明。 東京からだと2時間以上かかり、新幹線で京都に行くのと変わらないが、特急料金がすごい安さなので、コスト的な意味あいで「そうだ 京都、行こう」とならない方でも「そ

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    Delete_All 2023/05/15
    とても風情のある良い記事。廃墟に古くて色合いが派手なテレビがあるとホッとするのはどうしてなのか…。
  • 珍にして絶景、銚子の長九郎稲荷神社 - ココロ社

    年末年始に銚子に行ってきて大変感動したので何回かに分けて紹介させていただきたい。 謎のオブジェのチラリズム 銚子電鉄の終点は外川だが、手前の犬吠で降りる人が多い。観光客にとって銚子≒犬吠埼なので、ノーマルな観光客は犬吠止まりなのかもしれない。アブノーマルな観光客であるわたしは犬吠だけでなく、時間もたっぷりあるのでさらに南下してみたら楽しいかもしれないと思って、ろくに調べもせず銚子の南の端を歩いていた。すると、丘から妙なオブジェが見えるではないか。 釣具店の看板かしら、もしそうなら販売中のゴカイやアカムシが密集している看板にするのが合理的である。しかし、合理性をとことん追求するならエステティックサロンの中吊り広告は謎の丸っこい機械の写真になるはずだが、実際は成果を示すつるつるの美女である。同じくこの釣具店は釣果を看板としているのかもしれない……などと思いつつ検索してみたら、どうやら長九郎神社

    珍にして絶景、銚子の長九郎稲荷神社 - ココロ社
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    Delete_All 2023/03/04
    長九郎稲荷神社さんの鳥居、インパクトありすぎて心をえぐられました。一時期銚子は仕事でよく行ってたけれど、こんなナイススポットがあったとは…。
  • 年末年始に観光地ではないところに暫定的に住んだ話 - ココロ社

    「そうだ、西葛西に住もう」 2023年になってしまうと書きづらいので、2021~2022年の年末年始の話を書いておきたい。 遠くに旅行に行くような気分でもなかったが家でゴロゴロすることも望まなかったので、どこかに住む感じにしたいと思った。東京湾沿いに暮らしてみたいという願望が以前からあり、夢の島近辺のホテルを探したら西葛西駅前のホテルが空いていたので、12/31~1/4に泊まってきた。 同じ都内だが、多摩ニュータウンの自宅からは1時間半くらいである。 旅行するときは何百枚も写真を撮ることが多いのだが、このときは住んでいたのであまり撮っていないため、説明が多くなって申し訳ない。 12/31の昼まで仕事をしており、仕事をおさめて高田馬場で高田馬場らしいごはんをべてゲームセンターミカドで遊んだあと、西葛西に到着して、ホテルでを読んで、お腹がすいてきたらセブンイレブンで適当なお弁当を買ってきて

    年末年始に観光地ではないところに暫定的に住んだ話 - ココロ社
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    Delete_All 2023/01/06
    なぜ今、一年前の日記なのか?というクエスチョンはあるけれど面白いからオッケーです。
  • 「公園の中に謎の現代アート」みたいなのが(質を問わず)好き - ココロ社

    風景の中にアートが潜んでいるみたいなのが好きなのだが、アートにあまり詳しくないのでどこに潜んでいるかよく知らない。知っていたら知っていたで、驚きがなくて興ざめしてしまうかもしれないので、このままでもいいのかなと思っている。 以前、太宰府天満宮に行ったとき、浮殿の中に運よく金属の塊があって、一瞬戸惑ったものの、出会えてよかったと思った。 神道にピュアなイメージを抱いている人にとっては好きな風景ではないのかもしれないけれど、神社の建物の中に金属のひとつやふたつあってもいっそうマジカルな気分になってよいのではないかと思う。 近所でも、ここまで凝っていなくてもよいので、こういうの感じのものを見たいと思っていたのだが、昨年、近所―といっても徒歩30分程度だが―の原峰公園に愉快なオブジェが置いてあるのを発見して楽しかったことを思い出し、今年も見たいと思って先日行ってきた。詳細はここにあるが、2022

    「公園の中に謎の現代アート」みたいなのが(質を問わず)好き - ココロ社
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    Delete_All 2022/11/20
    面白かった。全体的に少し不気味なのがとても良い。夜中に見たら怖そう。
  • 下戸で漫画音痴が調布のジャクソンホールに行って10年のモヤモヤを一掃した話 - ココロ社

    セルフうどん店でカレーうどんをべながら、「いつも同じ店でごはんをべる人は老化で前頭葉機能が低下している」という主旨の記事を見て、あまりにも当てはまりすぎて認めるのがつらかったので、反射的にサバサバしている女の漫画を読んでしまった。サバサバしている女の漫画は広告でもよく見かけるが、「サバサバ」で検索しても上位に出てくる。擬態語がひとつの漫画に占拠されるさまはなんともエキサイティングである。その漫画は、「女の敵は女だ」から始まるので、こちらはこちらでつらかったのだが、それはともかく、たしかに、新しい店に行くのがおっくうという気持ちはわたしの中にある。そしてその気持ちがわたしの暮らしを貧しいものにしているという強い自覚もあった。なので、しばらくカレーうどんは控えて、なるべく行ったことのない店に行こうと誓ったのだった。 わたしにとって「行ったことのない店」の筆頭は調布にある有名なバー、ジャクソ

    下戸で漫画音痴が調布のジャクソンホールに行って10年のモヤモヤを一掃した話 - ココロ社
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    Delete_All 2022/10/28
    サバサバ女からの、アンチエイジングと漫画NANA風味のエクストリーム食レポで一気に持っていかれました…。美味しそう。
  • 日本陸軍の火薬工場とU.S.A.を少し確認できる「稲城フェスティバル」 - ココロ社

    稲城に日陸軍の火薬工場(造兵廠火工廠板橋製造所多摩分工場)の遺跡があると知ったのは多摩ニュータウンに引っ越してきてからのことで、はるばる猿島まで行かなくても旧日軍の遺跡が見られてよいと思ったが、いまは米軍のレクリエーション施設になっていて入れないと知り、がっかりしたのだった。 話は横道にそれるが、「レクリエーション」という言葉は小中学生のときによく聞いた。遠足や宿泊研修の時間割に「レクリエーション」と書いてあって、その語の指し示すところについての説明は一切なかったものの、しりとりなどの退屈なゲームをさせられることが多く、真剣に遊ばないと先生に怒られることもあり、「レクリエーション=退屈な遊びを無理やりさせられること」と理解していた。re-creationのことだと知るのはずっとあとのことであるが、語義通りre-creationするのであれば、より強烈な刺激が必要になってくるので、野球拳

    日本陸軍の火薬工場とU.S.A.を少し確認できる「稲城フェスティバル」 - ココロ社
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    Delete_All 2022/10/15
    地味だけどカオスなイベントレポっていいよね。昔の海外プレステゲームに出てきそうな3Dキャラはめちゃ分かります。顔の表情が強めだけど脱力してるのよ…
  • 金木犀の臭いが苦手なので三嶋大社に決着をつけに行った - ココロ社

    金木犀の臭いが苦手な理由はひとつではなくて、幼きころに好きだったため、木に顔をつっこんで何度も深呼吸しているうちに気持ち悪くなってしまったことが最初の記憶で、乗り物酔いをしやすい方で、バスやタクシーの芳香剤の香りによって酔ったときの気持ち悪い感覚が誘起されることもあるし、秋の始まりを認めたくないという気持ちもあって、解決が難しい。 ただ、桂花烏龍茶は常備するほど好きではあるので、「生理的に無理」ということではないと思っているし、そもそも「生理的に無理」という表現が生理的に無理……。 あと何回この臭いと対決することになるかはわからないが、金木犀の臭いが苦手な自分をなんとかしたいという気持ちがあり、金木犀に対してのよくない記憶を一掃し、はじめましてという気持ちで金木犀とつきあいなおすため、10月1日に三島に向かった。 三島はひかりで行けば東京駅からは30分程度だが、新幹線を使わず多摩ニュータウ

    金木犀の臭いが苦手なので三嶋大社に決着をつけに行った - ココロ社
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    Delete_All 2022/10/05
    決着がついたのかよく分からないけど三嶋大社が良さげなスポットなのはよく分かった。なお件の金木犀の臭いですが、僕はそれを嗅ぎ続けると嗅覚がおかしくなります。
  • 幻の梨「稲城」を買う小規模な冒険 - ココロ社

    大阪の実家を出てから梨をほとんどべなくなってしまった。高校生のころまでは、わたしは自分のことを梨大好きマンだと思っていたのだが、ふりかえってみると、皮を剥かれて八等分されて楊枝が添えられた梨が秋の始まりとともに後に自動的に出てくるのが好きなのであって、単に王様のように振る舞いたかったというだけではないか。自分の稼いだお金で梨を買い、皮を剥いて八等分して楊枝を添えてまで梨がべたいとは思わず、ごく稀に人から梨をもらったときだけ皮をピーラーで剥いてそのままかじりついて、梨もいいよねと思うのは、「梨大好き」とはいえないので、上京して早々に梨大好きマンの看板を下ろしたのだった。 そのままわたしは数年に1回、人に与えられた梨のみで暮らし続けるのかと思っていたのだが、先日よみうりランドの近くに梨の園―「梨園」と書くと別の意味になるかもと思ってこう書くのだが、むしろ別の意味の方が後なのだから、別の意

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    Delete_All 2022/09/12
    ジューシーな脳汁が出てきそうな記事でした。ひたすらくだらないようでアカデミックで時事ネタがぶち込んであって、すごい文章だよこれ。
  • 茶畑をそんな目で見たことがなかったがwokeになったので東京狭山茶の茶畑を見に行った - ココロ社

    われわれにとって煎茶は水に準ずるあたりまえの存在であって、好き嫌いの対象ではない。 もしあなたが港町を歩いている途中でウニの養殖場を見かけたりしたら、キャベツをもりもりべているウニをうっとりと眺め、「これを割ったら橙色の濃厚なおいしいやつがびっしり詰まっているに違いない」などと想像することだろう。なお、「キャベツをもりもり」というのは、最近インターネットから仕入れた知識で、駆除対象でおいしさ控えめのムラサキウニに、同じく廃棄対象のキャベツをべさせたら、海藻を与えたときより臭みがなくて味がよくなるとの話だった。わたしはそのニュースを見て、窓際族であるところの自分が他の窓際族の構成員とコラボレーションしたら業績が劇的にアップする企画を思いついたりするのだろうか、いや、ない……などと思ったのだが、それはともかく、ウニが養殖されているところを見たならば、何らかの感慨のようなものが少なからずある

    茶畑をそんな目で見たことがなかったがwokeになったので東京狭山茶の茶畑を見に行った - ココロ社
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    Delete_All 2022/08/12
    超大作。すごい。茶畑から生稲晃子先生を連想するのが天才的で素晴らしい。
  • 東京・稲城の「ありがた山」 その驚くべき光景 - ココロ社

    「ありがた山」と呼ばれている山がある。そのスピリッチャルな響きで、舌の奥に苦いものが走るかもしれないが、今から書く文および写真がそれ以上の驚きをもたらすことを保証する。その山の名前は、豊島区駒込にあった大量の無縁仏が昭和10年代に運びこまれたことに由来する。石仏を運ぶときに「ありがたや、ありがたや」と唱えたようである。 無縁仏が結集している地はそこまで珍しい光景ではない。よく知られた事例だと、当尾や高野山などにあり、山奥の風景にふさわしい佇まいなのだが、同じ風景が東京の、しかもさほど山奥でもないところにあった。当尾や高野山は鉄道の最寄り駅からバスでけっこうな時間がかけてずんずん登っていくが、ありがた山は京王読売ランド駅から徒歩10分のところ。最初に訪れたとき、新宿駅からだと30分少々でこんなところがあるとは信じられなかった。 ありがた山の存在を知ったのは、京王相模原線に乗っていて見えていた

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    Delete_All 2020/09/30
    イントロから意味不明で面白かった。無縁仏の圧迫感すごい。開発と無縁仏との対比がワンダー。途中に出てくる水を飲んで欲しかった。いや僕は勘弁ですけどね。
  • 近所の適当な川の始まりから終わりまでをたしかめると楽しい - ココロ社

    旅行やお出かけができないときは、近所の散歩の範疇でエンジョイすることになる。すぐ思いつくのは公園だけれど、公園もそれなりに人がいて、social distance的にどうなのと思うこともあるし、そもそも、人が少ないことが公園のよさでもあるので、人の多い時期に行ってもあんまり楽しくない。 ではどこに行けばよいのか、せっかくだから、今までしてこなかった散歩をしたい、置かれた場所で咲きたい……と思って思いついたのが、近所の適当な川の最初から最後までをたしかめる散歩である。多摩ニュータウンを横断するように流れている乞田川という川を、わたしは毎日のように見ているが、この川がどこから来てどこへ行くのかを見たことがない。川の名前にいくぶん不思議な響きがあるが、この地域はかつて飢餓が多く発生し、領主に田んぼの耕作をさせてほしいと乞うたという説もあるが、モニュメントのようなものはとくにない。 もしかしたら乞

    近所の適当な川の始まりから終わりまでをたしかめると楽しい - ココロ社
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    Delete_All 2020/05/11
    すごくいい。偶然、僕も川についての文章を書いていたこともあって、より楽しめた。文体も雰囲気も全然違うけど古川日出男さんの小説を連想したよ。
  • 友達がいない人の特権的エナジードリンク「くさチャイ」の製法と味と効能について - ココロ社

    話が長くなるので最初に製法についてまとめておきます。 【材料】 牛乳:200cc 砂糖:大さじ4杯 紅茶:10グラム クローブパウダー:大さじ1杯 シナモンパウダー:大さじ1杯 生姜:20グラム にんにく:20グラム 【製法】 ①牛乳・砂糖・紅茶・クローブパウダー・シナモンパウダーを鍋に入れて、弱火で7分温める ②①の間に、生姜とにんにくをすりおろしておく ③生姜とにんにくを鍋に入れて混ぜ、2分温める ④茶こしを通してカップに注ぐ ⑤うへっ……なんだこの飲み物は! ~~~ 先月、「海外のセレブの間でバターコーヒーが流行している」という話題がわたしの脳に届けられた。痩せたり集中力がアップしたりするなどの効果があるそうである。集中力は当かなと思わなくもないが、痩せたら腹の肉が視界の端でチラつくこともなくなるだろうから集中力はおのずとアップするということなのかもしれない。 もしかするとあなたは

    友達がいない人の特権的エナジードリンク「くさチャイ」の製法と味と効能について - ココロ社
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    Delete_All 2020/03/18
    何を胃に入れたらこんな文章が書けるんだ?と感動した。バターコーヒーか!
  • 究極の神道建築はピカピカすぎて、神様がいると思えない - ココロ社

    昨年の天皇の代替わりには大して興味はなかったのだが、平成のはじまりのころはネガティブな関心を持ち、それなりに行動していたことを思い出すと、30年という時の長さを想う。それはともかく、あるときFacebookでマイフレンズが載せていた大嘗宮の写真があまりにも不思議だったので拡大して見、それでも気持ちがおさまらなかったので、長時間並ぶことを覚悟しつつ、大嘗宮の公開の最終日に、大嘗宮の様子をたしかめに行ってきた。 特に気になっていたのは鳥居である。黒木造という、かなり古い様式で作られているのだが、プレイステーション3(初代でも2でも4でもなく)に出てくる木のように、低ポリゴンの立体にテクスチャーをベタっと貼ったようなビジュアルに感動し、ぜひ実物を……と思ったのである。 行ってきたのは公開最終日。大嘗宮は急ごしらえなわりに広大で、列をなして移動する間に、少しずつ有利な場所に移動し、全体をおさめるこ

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    Delete_All 2020/02/21
    ]ココロ社さん絶対行ってると思ったよ。確かにピカピカで神々しさがないっすね
  • 真冬こそ東京湾……春になる前に行く「ふなばし三番瀬海浜公園」の圧倒的魅力 - ココロ社

    冬のお出かけといえば、手堅く、博物館や温室のある植物園などに行く……わたしもそう思っていたのだが、晴れた日に行くシーズンオフの東京湾が素晴らしいことを発見し、すっかり魅了されたのでここに報告させていただきたい。 ある日、適当に東京湾の地図を見ていたら、地図上で見てもそんなによさそうには見えない地点に絶賛コメントがついていた。 海を満喫できるらしい。その場所は「ふなばし三番瀬海浜公園」である。写真を見る限り、潮干狩りの時期に行くと大変そうなので、冬がよさそうだ……つまり今。 東京ディズニーランドがある舞浜駅から3駅の二俣新町が最寄り駅である。車で行って近くの道路に違法駐車するのが流行のようだが、駅から徒歩だと30分。工業地帯をひたすら直進する感じが楽しいので、個人的にはあっという間だったが、二俣新町駅や船橋駅からバスも出ているようである。 駅を降りて東に歩き、信号をひとつ越えたらあとは南下す

    真冬こそ東京湾……春になる前に行く「ふなばし三番瀬海浜公園」の圧倒的魅力 - ココロ社
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    Delete_All 2020/02/08
    やばい。派手さは一切ないけどスルメのような味わいの記事だ…。
  • 電子音楽を中心に、2019年に聴いた音楽、ベスト10曲 - ココロ社

    いまわたしの家のターンテーブルの上は荷物置きになっていて、だいたいスマートフォン&ヘッドフォンで音楽を聴いていた。 サブスクリプションサービスが音楽コンテンツ売上げの半数を超え、CDがなくなるどころかダウンロード販売も風前の灯……という状態だが、わたしはといえば、相変わらず物理メディアやダウンロードでコンテンツを調達した一年だった。ある程度マイナーなリスナーにとっては、新しいビジネスモデルの恩恵を受けることもあまりないのかもしれない。 去年は、Beatportで"Leftfield House&Techno"というジャンルの新譜を片っ端から聴いて、気に入ったものを買ってきたのだが、特に解説が書いてあるわけでなし、ただ音と向きあって自分にとってのよしあしを判断するしかなかった。それだと、第一印象がよいものしか聴かなくなってしまって、必ずしもよいとはいえないので、今年は音楽を耳にするルートを意

    電子音楽を中心に、2019年に聴いた音楽、ベスト10曲 - ココロ社
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    Delete_All 2020/01/08
    最近音楽を聴けていない僕から見ると、アグレッシブに音楽に触れているココロ社先輩にはリスペクトしかない。小林麻美様は名作ぞろいですよー。
  • S・M・Lが紛らわしすぎて疲れ果ててしまった - ココロ社

    タイトル以上の内容を何一つ書かないことを最初に誓っておくけれども、S・M・Lで限界に達した記念として記す。 S・M・Lによる神経衰弱。たかがS・M・Lの話ではないかとふつうの人は思うだろうし、わたしもそう思っていた。S・M・Lを使うのは週に1回か2回なのだから、少々のことには目を瞑っていればいいじゃないかと思って過ごしてきたけれど、もう泣き寝入りはしない。もし泣き寝入りするにしても、就寝前にストレッチをキメて安眠を図りたい。 初めてS・M・Lのうちひとつを自らの主体的な意志によって選択し、それを発音したのはおそらく小学5年生のころである。このS・M・Lの体験は、平成生まれの若者の感覚からすると少々遅いのかもしれないが、昭和生まれのS・M・Lの開始年齢としては、むしろ早い方であると確信している。わたしは「ススんでる」小学生だったのである! 昭和生まれの者は、初潮や精通の前ではなく後にS・M・

    S・M・Lが紛らわしすぎて疲れ果ててしまった - ココロ社
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    Delete_All 2019/12/05
    そんなことで疲れ果てるはずないでしょ…と思ったけど僕も大中小に脳内変換して対処しているだけでした…。
  • 岩宿遺跡は、考古学に関係ない中年でも勇気づけられる名所だった - ココロ社

    最高に地味なタイトル画像なのに、弊ブログを見に来てくださってありがとう……。 日の遺跡といえば、まず最初に挙がるのは岩宿遺跡。しかし、そこを訪れる人は少ないし、わたしも行ったことがなかった。わたしが岩宿遺跡の存在を知ったのは小学校の社会で、「日のあけぼの」的な章で初めて日人の文明の記述として出てくる史実としてだった。東京に暮らして25年経つが、「群馬県岩宿遺跡」と記憶してはいるものの、群馬県のどこにあるのか、そもそも、群馬県はどこからどこまでなのかもはっきり認識しないまま過ごしてきた。 少し昔の話になるが、「そろそろ岩宿遺跡を確かめないといかん」と意を決し有休をとったときの話をしたい。最寄り駅は岩宿駅でたいへんわかりやすく、その名前なら駅から遺跡まで近そうだなと思ったのが、問題なのは都内から岩宿までの道のり。同じ関東だから片道2時間程度なのかなと思っていたが3時間近くかかった。 岩宿

    岩宿遺跡は、考古学に関係ない中年でも勇気づけられる名所だった - ココロ社
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    Delete_All 2019/11/07
    中年会社員なので沁みる…→ "日本の考古学史上、最大級の発見は、学者ではない行商人が成し遂げた。特に画期的な発見をしたわけでもないが趣味の世界を持つサラリーマンにとっては勇気づけられる話である。"