一般的なオフィスでは,席の配置などが元々決まっており,自由にカスタマイズできないことが多いだろう。では自由にカスタマイズしてよいと言われたら,皆さんはどのような配置にするだろうか? 今回はTRICHORDチームで実施しているプラクティスの一つ,ワークスペース・メイキングについて解説する。 多くのオフィスでは,部署やチーム・メンバーの机を向き合わせて「島」を作る,いわゆる「島」スタイルのレイアウトを採用している。ではなぜ島スタイルで席を配置するのだろう? オフィス・レイアウトは専門の業者に頼むため,特別な理由がない限り島スタイルの配置になる,というのが本当のところではないだろうか。 島スタイルの席配置は,「限られたオフィス空間に効率よく机を配置する」「人の動線を適切に確保する」「上司が部下を監視できるようにする(上司の席が島全体を見渡せる場所にある場合)」といった目的では一定の効果を上げてい
記者は,今年の9月1日付けでITpro編集に異動するまで,ずっと雑誌編集部に所属してきた。その間,「情報の質さえ良ければ,定期的にお金を払ってくれる読者は必ずいる」ことに疑いを持っていなかった。 ところが最近,若い人,特に20代前半の人に話を聞くと,ほぼ例外なく「雑誌は定期的には読まないですね。本屋で気になる特集を見付けたら,買う程度です」と言う。ある25歳のエンジニアは,「自分たちの世代はまだ本や雑誌を読むほう。20歳くらいの世代は,さらに全然感覚が違う。完全に『情報はタダ』という意識」と話す。20代の人たちのこうした生の声を聞くにつれ,記者も「将来的には,情報の無料化は避けられないな」と思うようになった。 考えてみれば,日本でインターネット接続サービスが始まったのは,十数年前の1990年代前半。現在20歳くらいの若者にとって,インターネットは物心がつく前から存在していた。彼らは,好奇心
最近,「腰リール」と呼ばれるメモ術が話題になり,雑誌や新聞などでさかんに紹介されている。腰リールはもともと,鍵などを身に付けておくために腰に装着する巻き取りリールのこと。これにメモ帳とペンを取り付けることで,いつでもどこでも素早くメモを取れるようにする。2006年10月19日,腰リールに特化したイベントである「第一回 全日本腰リールカンファレンス」が開催された。 まず,腰リールの発明者であるチェンジビジョンの懸田剛氏(写真上)が「腰リールと私」と題して講演を行った。最初に,eXtreme Programming(XP)の提唱者として有名なKent Beck氏から寄せられたカンファレンスへのメッセージを紹介。次に腰リールを発明した動機を語った。同氏は,30歳過ぎて記憶力,特に短期記憶が弱くなったのを切実に感じ,メモ帳を持ち歩きたいと思ったという。しかし,仕事でもスーツを着ないので,メモ帳やペ
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ソニーの出井さんとは、彼が現役だった5年ほど前に何度かお会いしたことがあるのだが、一番印象に残っているのが、「ソニーの一番の敵はNTTドコモ」という彼の言葉。それまで若い人たちが、AV機器や音楽・映画に使っていたお金が、携帯電話の通話・通信料金にシフトしてしまっていることを嘆いてのことだ。 そう考えると、そのころから始まったiモードを足がかりとする携帯電話の普及と、2003年のソニーショックには、確かに深い関連があるように思えてくる。 では、5年後の今の時点でのソニーの(もしくは日本の家電・ゲーム業界の)一番の敵は誰だろう。もちろん個別の市場では、Samsung、Apple、Microsoftなどとと戦っているし、携帯電話の通話・通信料金は相変わらず高いが、もし出井さんがまだ現役だったら、「一番の問題は、若い人たちのテレビ離れ」と言うのではないだろうか。 注目すべきなのは、今の若い人たちが
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