高倉健、6年ぶり銀幕復帰作を述懐 これまでのこと、そしてこれからのこと日本映画界を代表する名優・高倉健が、降旗康男監督の最新作「あなたへ」主演で6年ぶりに銀幕復帰を果たす。日中合作「単騎、千里を走る。」(2006)に主演以来、映画界はもとより表舞台から姿を消してしまった理由はなんだったのか。そして、「駅 STATION」「夜叉」「あ・うん」「鉄道員」など、数々の名作を生み出してきた盟友・降旗監督との“再会”で得たことを静かに、そして淀みなく語った。(文/編集部) 昨年8月24日、高倉の銀幕復帰を伝える第一報に、全国の映画ファンが歓喜した。今作公開のちょうど1年前ということになる。その後、9月7日のクランクインからは、高倉の一挙手一投足に注目が集まった。ましてや、共演陣がビートたけし、田中裕子、佐藤浩市、草なぎ剛、余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、長塚京三、原田美枝子、浅野忠信、岡村