【▲ 図1: マーチソン隕石をはじめとした炭素質コンドライトの隕石には、アミノ酸のような比較的分子量の大きな有機物が含まれることが分かっていますが、その成因の詳細は分かっていませんでした。 (Image Credit: United States Department of Energy / Public Domain) 】太陽系の初期に形成され、その後ほとんど変質しなかったと考えられている「炭素質コンドライト」の隕石には、アミノ酸など比較的分子量の大きな有機物が含まれていることがわかっています。 炭素質コンドライトの起源と見られる天体は、たとえば宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」の探査天体である小惑星リュウグウや、アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「オサイリス・レックス」(OSIRIS-REx、オシリス・レックスとも)の探査天体である小惑星ベンヌが候補
![アミノ酸の生成は「ガンマ線」がカギ? 太陽系初期の化学反応を実験室で再現](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7da602e93a281169b13321f7cb67a8721c97047a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsorae.info%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F12%2Fsr-2022-12-14-Murchison-meteorite-ANL.jpg)