第二次世界大戦中、ナチスドイツが計画していた超兵器には様々なものがありますが、その中でも群を抜いて壮大で、そして現在日本でもっとも誤解されて知れ渡っている超兵器がこの太陽砲(Sun Gun)となります。 なお、このnoteは投げ銭形式といたしますので、記事の内容が気に入った方は、お代を払ってくださいますようよろしくお願いします。 【オーベルトのスペース・ミラー】 そもそもこの計画は、ドイツの名高いロケット科学者のヘルマン・オーベルトが1923年に構想したスペース・ミラーが元になっています。 オーベルトは、1929年に設立されたドイツ宇宙旅行協会(Vfr)で、ウェルナー・フォン・ブラウンらと共にロケットを開発しました。このVfrは1933年に解散しましたが、参加者の多くが後にペーネミュンデ陸軍兵器実験場において、V2号ミサイルの開発に携わっています。 このスペース・ミラーですが、高度36,0
【旧ソ連の宇宙飛行士が携行する予定だったレーザーガン】 この文章は、英文翻訳したものを独自アレンジして書き上げたものになります。最後まで読む事の出来る投げ銭形式のnoteとしますので、気に入った場合はお代を払ってくださいますようよろしくお願いします。 時は未来、ところは宇宙という枕詞で始めたいようなお題ではありますが、今回は過去の話にて御座います。 かの宇宙英雄、ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリンが1961年にボストーク1号で宇宙の大海に始めて漕ぎ出でた時にはすでに、ガガーリンは一丁の拳銃を携行していたわけですな。 この時、ヴォストーク1号に装備されたサバイバルキットには、一丁のマカロフ拳銃のカスタム銃が収納されておりました。これが宇宙を航行した、人類最初の武器という事になりますな。 さて、それから約50年後の1982年。旧ソ連がミール宇宙ステーションを打ち上げる少し前になりますが、
スペースオペラに登場するさまざまな宇宙の戦闘について紹介する本コーナー。今回のお題は、宇宙機雷である。 機雷、という兵器はあまり人好きのするシロモノではない。 地雷と同様に不意打ちご免な感じでドカンといくため、機雷にやられると、どうもこう、「損をした」という気になるのである。機雷そのものは安い兵器だから、なおのことである。 しかし、逆に言えば相手の戦力を機雷で吹き飛ばすことができれば「お得」なわけで、使わない手はない。 さて、スペースオペラにおける宇宙機雷だが、水面に沈む機雷同様に、使い方は大きくふたつに分けられる。 ひとつは、防衛すべき宙域に敷設することで、敵の攻撃を防ぐ、ないし敵の行動を制限することで特定の宙域に戦力を集中できるようにする、というものだ。 宇宙空間は広いので、すべてを守ることは難しい。だから、守れない、守りにくい場所には宇宙機雷を大量に敷設して通行不能にし、通行
弾道ミサイルがMIRV(多弾頭独立目標再突入体)やバルーン・デコイ(アルミ皮膜の風船の囮)を使用して来た時にミサイル防衛側が対抗する為には、レーダーや赤外線センサーの囮識別機能の強化に加え、迎撃体を増やすMKV(多弾頭迎撃体)が計画されていました。MKVは初期試験まで行われたものの、ミサイル防衛の仮想敵である北朝鮮やイランの弾道ミサイルがまだMIRV化しておらず、当面は必要無いという事で、予算がカットされ計画は一旦中断されている状態です。 ABM Multiple Kill Vehicle (MKV)- Youtube Missile defense multiple kill vehicle hover test - Youtube 当面は中止状態のMKVですがレイセオンでは更なる改良を加えた計画があり、特許で提出されています。アメリカでは"Patent US20040055498"、日
衛星攻撃兵器のイメージ 衛星攻撃兵器(えいせいこうげきへいき、英語: anti-satellite weapon, ASAT[1])は、地球周回軌道上の人工衛星を攻撃する兵器である。対衛星兵器と呼ぶこともある。 1950年代に初期の写真偵察衛星が実用化されるとすぐに、敵の軍事衛星を攻撃する衛星攻撃兵器の開発が始まっている。人工衛星は打ち上げロケットのペイロードの制約があるうえ精密機械であり衝突・衝撃への耐性は乏しく、軌道は詳細にコントロールされており攻撃の回避も困難である。そこでアメリカ合衆国では地上から打ち上げたミサイルを人工衛星に直接体当たりさせる直接上昇方式(direct ascent)の兵器が主に開発された。一方、ソビエト連邦では、地上から打ち上げたロケットで誘導体を目標となる人工衛星と同じ軌道に遷移させ、接近させて自爆し、破片によって目標を破壊する共通軌道方式(co-orbita
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く