南極水域の海底(2011年11月1日提供、資料写真)。(c)AFP/ANTARCTIC OCEAN ALLIANCE 【7月31日 AFP】地球温暖化の原因となっている二酸化炭素(CO2)が南極海(Southern Ocean)の深海に蓄積されるメカニズムを解明したと、英豪の共同研究チームが29日、発表した。風と渦、海流の働きが重なって、CO2を吸収し深海へと閉じ込める漏斗(ろうと)状の水の流れが生まれているのだという。 地球上のCO2の約4分の1は海中に吸収・隔離されているが、その約40%は南極海に集中している。水深約1000メートル付近に数百年~数千年にわたって閉じ込められているとされるものの、CO2がどのようにして深海にたまっていくのかは究明されていなかった。 これまでは風がCO2の溶け込んだ表層海水を一定海域に集め、深海へと降下させているのではないかと考えられてきたが、今回研究チー