建築設計資料集成は、昭和17年(1942年)に初版本が刊行されて以来、現在に至るまでに折々に改訂が行われてきた。その初版には、欧米で出版されていた類似書などを参考に、我が国独自の建築設計資料集成の編纂に取組んだことが記されている。この資料集成の端緒は、建築学会に当該委員会が設置された昭和12年(1937年)からで、その成果が学会誌「建築雑誌」にシリーズで掲載されていたものをまとめて建築設計資料集成・全3集として発刊したものである。当時の建築設計界の実情を知る上で、学術的にも貴重な文献である。 Architectural Design Data Corpus Architectural Design Data Corpus, which has been revised from time to time, was initially published in 1942. According