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ブックマーク / lm-7.hatenadiary.org (4)

  • 感染症モデルに基づくゾンビ大量発生時の危機管理指針 - A Successful Failure

    新型インフルエンザが全世界を席巻しているが、エマージングウイルス(emerging virus:新興感染症)の感染爆発(outbreak: アウトブレイク)の危険性は、熱帯雨林の開発に伴う野生生物との接触拡大、交通機関の発達による感染経路の拡大により日に日に増大している。このあたりの話は山内一也東京大学名誉教授による連続講座 人獣共通感染症が大変充実しており興味深い。 エボラ出血熱などの極めて高い致死率を有する感染症が全世界に広がらず人類が滅亡しないのは、その高い致死率にある。他人に感染させる前に宿主が死亡してしまうので、感染が局所的範囲に抑えられるのだ。万が一、発病までに長い潜伏期間をもつ致命的な感染症が流行すると人類の存続が危うくなる。新型インフルエンザがそうならない保証はない。 ゾンビ感染症 ヴードゥーの司祭により生み出されるゾンビ*1は、多くの小説映画の題材となっているが、おおよ

    感染症モデルに基づくゾンビ大量発生時の危機管理指針 - A Successful Failure
  • 論文の著者順に秘められた謎 - A Successful Failure

    論文には多くの著者名が並んでいる場合が多い。素粒子系の論文となると共著者が何百人と並ぶものも珍しくないが、共著論文の特徴についての調査結果によれば、最大の共著者数は2006年には2,512人に達したという。次がその論文だ*1。 The ALEPH Collaboration, the DELPHI Collaboration, the L3 Collaboration, the OPAL Collaboration, the SLD Collaboration, the LEP Electroweak Working Group, the SLD electroweak, heavy flavour groups: Precision Electroweak Measurements on the Z Resonance,Phys.Rept.427:257,200 総302ページの論文でな

    論文の著者順に秘められた謎 - A Successful Failure
    Ditty
    Ditty 2010/02/03
  • 太陽が最期を迎えても地球ごと助かる方法 - A Successful Failure

    22日にCNNが伝えたところによれば、地球から肉眼で観測できる物体としては最も遠い距離である75億光年先の恒星の爆発を観測したという。75億光年先の75億年前の出来事が肉眼でも確認できたというのは感慨深いものがある。 爆発前の星は太陽の約40倍にまでふくれあがっていたといい、爆発で近くにあった惑星は蒸発したらしい。我々の太陽は、超新星爆発を起こすのに十分な質量を有していないため、爆発する危険はないが、太陽の寿命と共に地球の未来も潰えてしまう。太陽は約63億年後には膨張を開始、赤色巨星となり現在の200倍、地球軌道付近まで膨張すると考えられている。その後、太陽は白色矮星となって徐々に冷えていき、その一生を終えると予想されている。 太陽が赤色巨星になる段階で、水星、金星などの内惑星は太陽に飲み込まれてしまう。昔は地球も太陽に飲み込まれると考えられていたが、近年の研究では赤色巨星段階の初期に起こ

    太陽が最期を迎えても地球ごと助かる方法 - A Successful Failure
  • 火星を水の惑星AQUAに変える方法 - A Successful Failure

    ESAプレスリリースによれば、火星探査機Mars Express搭載のMARSIS(Mars Advanced Radar for Subsurface and Ionospheric Sounding)による観測結果から、火星の南極地下に、火星の地表全体を水深36フィート(約11m)で覆うほどの大量の氷がトラップされていることが明らかになった。氷はほぼ純水と見られており、過去の火星環境における生命誕生の可能性や、将来のテラフォーミング(terraforming)における活用が期待できる。下図はESAプレスリリースからの引用である。 火星の南極地下に大量の氷を発見 1970年代前半には火星の北極と南極に氷とダストからなる埋蔵物があることが発見されていたが、既存の望遠鏡や衛星では詳細に調査することは困難だった。1976年のヴァイキングにより北極の極冠の成分が主に氷からなることが判明していたが

    火星を水の惑星AQUAに変える方法 - A Successful Failure
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