スマートフォンに設定したPOS端末を他人のポケットにかざすだけで、非接触型クレジットカードに多額の決済を承認させることができるという。 英ニューキャッスル大学の研究チームが、Visaの非接触型クレジットカードで暗証番号を入力することなく高額の決済ができてしまう問題を発見したと発表した。 問題が指摘されたのは、ICカードの国際共通規格「EMV」(Europay、MasterCard、Visa)を使ったVisaの非接触カード。VISAは米国でもEMVの導入を促進する計画を発表している。 英国では不正使用を防ぐため、同カードを使って非接触方式で決済できる金額の上限は20ポンドと定められている。ところがポンド以外の通貨で決済すれば、この制限をかわして「999,999.99」までの金額の決済ができてしまうという。 研究チームでは、財布ごしにカード情報を読み取ることができるPOS端末をスマートフォン上