もともと多かったが、またぞろ「1989年の宮崎勤事件でオタクは社会から徹底的に迫害された」という言説を、やたらと耳にするようになった。 X上でもnoteでも、同じフレーズが繰り返される。「あの頃、俺たちは社会に差別されていた」「だから連帯すべきだ」「フェミや左翼はオタクの敵だ」——という話の枕に、必ず「宮崎勤事件」が出てくる構造だ。 しかし、どうにも1973年産まれでもともとゲームやアニメやマンガが好きで『ガルフォース』(1986年)ではっきりと「自分はオタクなんだ」と自覚して以降、そのまま中高生を過ぎ、1992年にはASCIIのLOGINという「オタクというかPCやゲームマニアのメッカ」に入り込んでから活動を続けているのだが、違和感しかない。 確かに私が周囲から排除されたり、嫌われていたりしたのは事実だが、それは「オタクだったから」ではなく、ひたすら当時の私の態度が攻撃的であり、人格的に

