はじめにツイッターを見ていたら、「足立区滅亡百合」とか「足立区滅亡アンソロ」とかの単語が目に入った。 何事かと思って調べたところ、足立区議会議員の「LGBTが広がると足立区は滅んでしまう」という主旨の発言、そしてそれを受けて急遽企画された「足立区滅亡創作SFアンソロジー」なる同人誌のことだとわかった。 区議の無知かつ差別的かつ時代錯誤な発言に関しては、リンク先のヤフーニュース記事の批判が個人的な主張を代弁してくれているので、このnoteでは主に「足立区滅亡創作SFアンソロジー」(以下『滅亡アンソロ』)について、私が思ったことを書く。 「社会問題をネタにする」ということ『滅亡アンソロ』企画者(足立区民だという)による参加者募集ページでは、当誌のコンセプトについて 例の足立区が滅亡するという発言を受けて、「百合やBLで滅亡する・滅亡した・しそうな足立区」がテーマの創作アンソロです。※主催は例の