2014年8月11日のブックマーク (1件)

  • なぜ第一次世界大戦は、総力戦になったのか

    きむら やすじ●独立行政法人大学評価・学位授与機構名誉教授。専門は欧州近現代史、ドイツ近現代史。1943年東京都生まれ。東京大学文学部を卒業。東大大学院人文科学研究科博士課程中退。独ミュンヘン大学に留学。茨城大学助教授、立教大学教授、東大大学院人文社会系研究科教授、立正大学文学部教授を歴任。 「現代の始まり」といわれる第1次世界大戦の開戦から100年。なぜ誰も予想しなかった経緯をたどり、総力戦(全体戦争)へと拡大したのか。「戦争という魔物」の実相に迫る。 ──当初、短期間で終わると誰もが思っていたのですね。 列強国体制の下では、相手の主力が戦場で大打撃を受けたらそれでおしまい。19世紀の戦争は、相手の国を決して潰さない。負けた国が賠償金を払う、あるいは辺境の地を譲渡することで手を打ち、国には手をつけないのが一般的な習いだ。列強国を消すとバランスが崩れ体制に影響するからだ。大戦直前のバルカ

    なぜ第一次世界大戦は、総力戦になったのか