『急に赤いブツブツができて、すごく痒がっています』と受診されることがあります。 おそらく蕁麻疹でしょう。 小児では蕁麻疹は非常に多く、原因不明であることがあります。今回は蕁麻疹について説明していきましょう。 蕁麻疹の特徴について 蕁麻疹の特徴は、 赤く膨隆している 痒みを伴う 皮膚の発疹です。通常は蕁麻疹は痛みを感じないです。 蕁麻疹は皮膚の免疫反応で起こります 蕁麻疹は『肥満細胞』などの免疫細胞が活性化することで起こります。 『肥満細胞』が活性化すると、ヒスタミンという物質が放出され; 痒み 赤み 皮膚の膨隆 といった皮膚の症状が起こるのです。 血管浮腫と蕁麻疹はなにが違いますか? 蕁麻疹と似たような現象で、『血管浮腫』があります。 血管浮腫は蕁麻疹と似たようなメカニズムで起こりますが、蕁麻疹より皮膚の深い場所で起こっています。 このため、 顔・まぶた・耳・口・手足の腫れ 体の片方の浮腫