今回はこちらの論文をピックアップしました。 光線療法とけいれん発作の関連性をみた研究になります。 光線療法は新生児黄疸でよく使用される治療法です。 新生児黄疸についてはこちらで詳しく説明しています↓↓ 簡単にまとめると、「血液中のビリルビン濃度が上昇する」と黄疸になります。 そして、黄疸がひどいと脳にビリルビンが蓄積して、神経を障害してしまうことがあります。 このことを、急性ビリルビン脳症や核黄疸といいます。 光線療法は、ビリルビン濃度が上がりすぎないように行われている治療です。 本記事の内容 光線療法のデメリット 研究の方法 研究の結果と考察 今回の論文は”Pediatrics”という小児の有名雑誌に掲載された論文です。 とはいえ、観察研究であり、疫学的な視点から見て、研究者らの行った解析手法に基づく結論について、少し疑問も残っていますので、その点も解説させていただければと思います。 光