グアテマラ人体実験(グアテマラじんたいじっけん、英: Guatemala syphilis experiment)は、1940年代後半に中米のグアテマラで実施された、性病(梅毒スピロヘータ・淋菌など)の人体実験。 アメリカ合衆国政府がグアテマラ政府の協力のもと、抗生物質ペニシリン(1942年に実用化)の薬効確認を目的として[1]、意図的な菌の集団接種を行った。 実験記録の発見[編集] 後に、米国ウェルズリー大学の歴史学者スーザン・リバビー教授が、ピッツバーグ大学公文書館で人体実験の記録を発見し[2]、2010年5月の学会発表によって公開された。これを受け、米国のバラク・オバマ大統領は同年10月1日、グアテマラのアルバロ・コロン大統領に電話で謝罪。ヒラリー・クリントン国務長官とセベリウス厚生長官も同1日、アメリカ合衆国連邦政府による調査を開始するとの声明を出した[2]。 両国にそれぞれ調査委