気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ニューカレドニアというと南太平洋に浮かぶ“天国に一番近い島”。ブータンというとヒマラヤ山脈を背にした“国民の幸福度世界一の国”。 前者は、レアメタルのニッケル・コバルトの産出国で、ニッケル埋蔵量世界第2位、生産量で第5位。国土の面積はほぼ四国と同じ1万8800平方キロメートルで人口約22万人。後者は、対照的に目ぼしい資源は何もない。面積はほぼ九州と同じで4万6500平方キロメートルで人口約60万人の王国。いずれもごく小さな国である。筆者はこの2つの国に、今年3月と4月に取材旅行した。 まずはブータン王国。国民の幸せ度を表すGNH(Gross National Happiness)という指標を編み出したのは、先代の第4代国王。GNHはブータン語