『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』( EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME)をみました。エヴァンゲリオンという作品の歴史をすべて背負い、そして予告した通り、すべてに決着をつけてみせた、歴史的傑作です。同時代に生きる人間として、その公開の瞬間に立ち会えたことをとてつもなくうれしく思います。以下、感想。無論、ネタバレが含まれます。まだご覧になっていない方は、すぐ劇場に足を運ぶことを強く薦めます。 エヴァの修理パーツを回収するため、パリ解放に挑むヴンダー。一方、再び災厄のトリガーとなり、友人を目の前で失い茫然自失の碇シンジは、式波・アスカ・ラングレーに連れられ、綾波レイによく似た少女とともに赤い大地をさすらっていた。疲れ果てたのか、何処かで座り込む彼の前に、突如車両が現れる。よく見知った声の男に誘われて彼が辿り着いたのは、世界の破局のただなかにあってそれで