「竜とそばかすの姫」(C)2021 スタジオ地図 映画はコケた、大ヒット、など、経済的な視点からも面白いコンテンツが少なくない。そこで「映画の経済的な意味を考えるコラム」を書く。それがこの日記の核です。また、クリエイター目線で「さすがだな~」と感心する映画も、毎日見ていれば1~2週間に1本くらいは見つかる。本音で薦めたい作品があれば随時紹介します。更新がないときは、別分野の仕事で忙しいときなのか、あるいは……?(笑)(文/細野真宏) 私が初めて細田守監督のことをキチンと認識したのは、今から15年前の2006年「時をかける少女」の時です。 ただ、作品を実際に見るまでの期待値は高くありませんでした。 というのも、この「時をかける少女」の時はマスコミ試写はほとんど行われず、数少ない一般試写とのジョイントのような形だったりもしていたのです。 それもそのはず、全国での劇場公開予定は21館と、まさに「
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